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【完全網羅】イベントで楽しむボディペイント体験ガイド|夏祭り・スポーツ応援・子ども向けスポットまで

【完全網羅】イベントで楽しむボディペイント体験ガイド|夏祭り・スポーツ応援・子ども向けスポットまで

「今度のフェス、もっと目立ちたい!」「サッカーの応援、チームカラーのペイントをしてみたいけど浮かないかな?」特別なイベントの日、ただ参加するだけでなく、自分自身もその場の空気の一部になりたいと思ったことはありませんか?ボディペイントは、そんな「非日常」への没入感を一瞬で高めてくれる最高のスパイスです。顔に小さな国旗を描くだけで、見ず知らずの人とハイタッチできたり、一体感が生まれたりするのは、ボディペイントならではの魔法ですよね。しかし、場所やイベントの雰囲気に合わないペイントをしてしまうと、逆に悪目立ちしたり、周囲に迷惑をかけてしまったりすることも……。この記事では、音楽フェスから夏祭り、スポーツ観戦、そして子どもと行けるレジャースポットまで、シーン別の楽しみ方と、絶対に守りたい「大人のマナー」を徹底ガイドします。

音楽フェス・夏祭り:開放的な空気に「和」と「洋」のスパイスを

野外イベントはボディペイントのホームグラウンドです。ここでは「少し派手すぎるかな?」と思うくらいがちょうど良いのですが、イベントのジャンルによって好まれるテイストが全く異なります。

音楽フェス(ロック・EDM)は「ネオン&トライバル」で攻める

日差しが強い野外フェスでは、汗に強いアルコール性インクや、夜になると光る蛍光ペイントが大活躍します。 デザインは、腕全体を使った大胆なトライバル柄(民族模様)や、目元を大きく飾るバタフライデザインが人気です。最近では、好きなアーティストの歌詞の一部を鎖骨に描く「リリックペイント」もトレンド。「それ、〇〇の曲ですよね!」とファン同士の交流のきっかけにもなりますよ。

伝統的な夏祭り・花火大会は「ワンポイントの和柄」が粋

浴衣を着ていくような夏祭りでは、フェスのような派手さは少し浮いてしまうかもしれません。 ここでは、頬骨の高い位置やうなじに、500円玉サイズのワンポイントを描くのが「粋」な楽しみ方です。金魚、朝顔、花火、あるいは「祭」という筆文字など、和のモチーフを選びましょう。キラキラのラメを少し散らすと、屋台の明かりに反射して、浴衣姿をより艶やかに見せてくれます。

スポーツ観戦:チームと一つになる「応援ペイント」の鉄則

スタジアムでのスポーツ観戦において、フェイスペイントは「私は本気で応援しています!」という意思表示そのものです。

国旗・背番号・チームカラーの「三種の神器」

デザインに迷ったら、まずはこの3つを押さえれば間違いありません。

  1. 国旗(エンブレム): 頬の真ん中に長方形で描くのが王道。マスキングテープで枠を作ってから塗ると、初心者でも線がブレずに描けます。
  2. 背番号: 推しの選手の背番号を頬や手の甲に。
  3. チームカラー: アイシャドウのようにまぶたにチームカラーを塗ったり、唇をその色にしたりするのもおしゃれです。

ハーフタイムで崩れないための「汗対策」

応援中は飛び跳ねたり叫んだりして大量の汗をかきます。水性の絵の具だと、試合が終わる頃には「涙を流したような顔」になってしまうことも……。 スポーツ観戦には、汗に強い「油性スティック(クレヨンタイプ)」がおすすめです。サッと塗れて発色も良く、少々の汗なら弾いてくれます。また、タオルで顔を拭くときは「こすらず押さえる」を徹底してくださいね。

子ども向けスポット・テーマパーク:主役はお子様!安全第一の楽しみ方

遊園地や地域のイベントでは、子ども向けのフェイスペイントブースが出ていることも多いですよね。親子で楽しむためのポイントをご紹介します。

テーマパークでの「公式ブース」活用術

ディズニーランドやUSJなどの大型テーマパークでは、プロが描いてくれるフェイスペイントサービスが実施されていることがあります(時期によります)。 これは有料ですが、公式のキャラクターを描いてもらえたり、パークの世界観に完璧にマッチしたデザインにしてくれたりと、満足度は段違いです。「待ち時間が長い」というデメリットはありますが、開園直後やパレード中の空いている時間を狙うのが裏技です。

地域のイベント・マルシェでは「短時間」が鍵

地域のイベントに出店しているペイントブースは、数百円で気軽に楽しめるのが魅力。 ただ、小さなお子様はじっとしているのが苦手です。「3分で終わりますか?」とアーティストに事前に確認したり、すぐに終わる「ステンシル(型抜き)」タイプを選んだりするのが、機嫌を損ねずに楽しむコツです。終わった後は「魔法で可愛くなったね!」とたくさん褒めてあげてくださいね。

知らなかったでは済まされない!イベントでの「ペイントマナー」

「楽しかった!」で終わるために、周囲への配慮も忘れてはいけません。特に公共の場では、ペイントをしている人への視線は意外と厳しいものです。

公共交通機関や座席での「色移り」に注意

これが一番のトラブルです。満員電車で隣の人の白いシャツに顔料がついてしまったら、クリーニング代などのトラブルに発展しかねません。 移動中は、ペイント部分にカーディガンを羽織る、フェイスカバーをするなどの対策が必要です。また、スタジアムの座席の背もたれに背中のペイントがつかないよう、着席時はビニール袋を一枚挟むなどの気遣いができるとスマートですね。

公衆トイレの手洗い場を汚さない

「イベントが終わったから落として帰ろう」と、駅や公園のトイレで顔を洗うのは絶対にやめましょう。 洗面台が絵の具で真っ赤に染まっている光景は、一般の方からするとホラーでしかありませんし、清掃の方に多大な迷惑がかかります。 帰宅するまでは落とさないか、どうしても落としたい場合は「メイク落としシート」を使い、ゴミは必ず持ち帰るのが最低限のマナーです。

他人の写真への写り込み配慮

ペイントをしていると目立つため、知らず知らずのうちに誰かの写真の背景に入り込んでしまうことがあります。 また、逆に「一緒に写真撮ってください!」と頼まれることも増えるでしょう。基本的には嬉しいことですが、SNSにアップされる可能性があることを念頭に置き、トラブルを避けたい場合は「SNSには顔を隠して載せてください」と一言添える勇気も必要です。

まとめ:TPOを守れば、イベントはもっと楽しくなる

イベントでのボディペイントは、ただの仮装ではなく、その場の空気と一体化するための「パスポート」のようなものです。

フェスでは弾けて、お祭りではしっとりと、スポーツ観戦では熱く。 それぞれの場所に合ったデザインとマナー心得ることで、あなたはただの観客から「イベントを盛り上げるキャストの一員」になれます。 次のイベントでは、ぜひその場所にぴったりのペイントを纏って、誰よりも深くその瞬間を楽しんでみてください。きっと、スマホの写真フォルダを見返した時の鮮やかさが変わってくるはずですよ!

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