バイクや自転車通勤向けタトゥー隠しアイテム5選|風や紫外線にも強い

「信号待ちでジャケットを脱いだら、後ろの車の人に腕のタトゥーを見られてしまったかも…」 「自転車通勤を始めたけど、風でシャツがめくれ上がって、背中が見えそうでヒヤヒヤする」
バイクや自転車での通勤は、満員電車のストレスから解放され、季節の風を感じられる素晴らしい時間です。しかし、タトゥーを入れている私たちにとっては、電車通勤とは違った意味での「緊張感」が伴う移動手段でもあります。
特にバイクの場合、走行中の風圧は想像以上です。 手首のタトゥーを時計で隠していても、風で時計がズレたり、袖口がバタついて捲れ上がったりすることは日常茶飯事。自分では気づかないうちに、後続車や並走するドライバーに「チラ見え」しているリスクが常にあります。 自転車通勤の場合は、何と言っても「汗」と「日焼け」が大敵です。バックパックを背負った背中は蒸れやすく、朝の時点でメイクやシールが剥がれてしまうことも。さらに、強烈な紫外線はタトゥーの天敵であり、隠しながらUVケアもしなければならないという二重の課題があります。
私自身、以前バイク通勤をしていた頃、夏場に半袖で運転したくてタトゥー隠しシールを貼っていたのですが、信号待ちの排気ガスの熱と直射日光でシールがドロドロに溶け、ジャケットの裏地にベッタリと付いてしまったという失敗経験があります。会社に着いてからトイレで必死に落としましたが、始業前からぐったり疲れてしまいました。
ツーリングやサイクリングといった趣味の時間なら多少ラフでも良いですが、通勤となると話は別です。 職場に到着した時点で「清潔感のある社会人の姿」でなければなりません。 そのためには、風や雨、汗に負けない「高耐久なアイテム」と、走行中の姿勢まで計算に入れた「鉄壁の装備」が必要です。
この記事では、ライダーやサイクリストの悩みに特化した、風雨や紫外線に強いタトゥー隠しアイテムを5つ厳選しました。 さらに、ヘルメットによるメイク崩れ防止策や、職場に着いてからのスマートな着替えテクニックも合わせてご紹介します。 毎日の通勤時間を、不安な時間から「自分だけの快適な時間」に変えるためのヒントを持ち帰ってください。
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ライダー・チャリ通勢が直面する「3つの敵」
アイテムを選ぶ前に、通勤中に何がタトゥー隠しを邪魔するのか、その要因を明確にしておきましょう。
1. 想像を超える「風圧」と「めくれ」
バイクはもちろん、ロードバイクなどのスポーツ自転車もかなりのスピードが出ます。 風圧は容赦なく袖口に入り込み、服を膨らませ、裾をめくり上げます。 「長袖を着ているから大丈夫」と油断していると、前傾姿勢になった瞬間に腰のタトゥーが露出したり、腕を伸ばした瞬間に手首が見えたりします。物理的に「めくれない」対策が必要です。
2. コンクリート照り返しによる「紫外線」
アスファルトからの照り返しは強烈です。 タトゥー隠しシールの中には、UVカット効果がないものもあり、貼っている部分だけ日焼けせずに白く残ってしまったり、逆にシールを透過してタトゥーが変色してしまったりすることがあります。 通勤焼け(ドカチン焼け)を防ぐためにも、UVカット機能は必須です。
3. ヘルメットとリュックによる「摩擦」
首筋や耳裏のタトゥーは、ヘルメットのあご紐や内装と常に擦れます。 また、背中のタトゥーはリュックのショルダーベルトで圧迫されます。 この摩擦は、コンシーラーを削り取り、シールの端を剥がす最大の原因です。摩擦に強い「布」で覆うか、擦れても落ちない「強力コーティング」が必要です。
バイク・自転車通勤向けタトゥー隠しアイテム5選
それでは、過酷な通勤環境にも耐えうる、タフで機能的なアイテムをご紹介します。
1. 【腕・手首】冷感・滑り止め付きアームカバー
おすすめ:CW-X、パールイズミなどのスポーツブランド バイクや自転車通勤において、アームカバーは最強の防具です。 選ぶポイントは2つ。**「上腕に滑り止めゴムがついていること」と「UVカット率が高いこと」**です。 スポーツブランドのものは、激しい動きでもずり落ちない設計になっており、風圧で下がってくるストレスがありません。黒やグレーのデザインなら、ライダーの装備として自然に馴染みます。会社に着いたらサッと外すだけで、汗対策にもなります。
2. 【全身・上半身】長袖コンプレッションインナー(夏用)
おすすめ:おたふく手袋(ボディタフネス)、アンダーアーマー 「服がめくれるのが心配」という方は、肌に密着するコンプレッションインナーを着てしまうのが一番安全です。 特に「おたふく手袋」などの現場系ブランドが出している夏用インナーは、吸汗速乾性と冷感機能が素晴らしく、半袖で風を受けるより涼しいほどです。首元まであるハイネックタイプを選べば、首のタトゥーもヘルメットの擦れから守れます。
3. 【首・顔周り】フェイスカバー・ネックゲイター
おすすめ:耳にかけるタイプ、通気性メッシュ素材 フルフェイスヘルメットでない場合、首や耳裏のタトゥーは無防備です。 ネックゲイター(筒状の布)を使えば、日焼け対策を装って首全体を隠せます。バイク用なら、排ガス対策のマスクとしても機能するので一石二鳥。耳にかけるタイプなら、ヘルメットの着脱時に一緒にズレてしまうのを防げます。
4. 【手首・指】ロングタイプのグローブ・リストバンド
おすすめ:夏用メッシュグローブ、薄手リストバンド グローブとジャケットの隙間(手首)は、最も「うっかり焼け」と「タトゥーチラ見え」が起きやすい場所です。 手首までしっかり覆うロングカフスのグローブを選ぶか、隙間を埋めるためにリストバンドを着用しましょう。リストバンドは汗止めにもなるので、ハンドルが滑るのを防ぐ実用的なアイテムでもあります。
5. 【足首・ふくらはぎ】裾バンド・レッグカバー
おすすめ:反射材付き裾バンド、サイクリング用レッグカバー 自転車通勤の場合、チェーンへの巻き込み防止のために裾バンドを使いますが、これがタトゥー隠しにも役立ちます。 ズボンの裾が上がらないように上から押さえつける役割を果たします。幅広のタイプを選べば、足首のタトゥーを直接隠すことも可能です。反射材付きなら夜間の安全性もアップします。
通勤時の「うっかりバレ」を防ぐ鉄壁テクニック
アイテムに加え、ちょっとした行動の工夫で安全性はさらに高まります。
グローブは「ジャケットの上」に被せる
手首のタトゥーを隠す際、ジャケットの袖口をグローブの中に入れる(グローブを被せる)ように装着すると、どんなに腕を伸ばしても肌が露出しません。 逆に、袖口の中にグローブを入れると、風圧で袖がまくり上がった時に隙間ができてしまいます。 **「袖 < グローブ」**の重なり順を意識してください。
到着後の「クールダウン」手順
会社に着いた直後は、体温が上がって汗が噴き出しています。 この状態で更衣室に入り、いきなり服を脱ぐと、インナーやシールが汗で張り付いて無理な力がかかり、剥がれの原因になります。 到着したら、まず**「首元を冷やす(保冷剤や濡れタオル)」**などして汗を引かせ、肌をサラサラにしてから着替えや装備解除を行ってください。これがシールを長持ちさせるコツです。
雨の日は「防水シール」一択
カッパ(レインウェア)を着ていても、激しい雨の日は袖口や襟元から水が侵入します。 雨予報の日は、アームカバーなどの布製品だけでなく、肌に直接**「防水ファンデーションテープ」**を貼っておく「二重ガード」をおすすめします。 濡れたアームカバーが透けてタトゥーが見える、という事故も防げます。
よくある質問(Q&A)
Q. ヘルメットを脱いだ時、こめかみのファンデが取れませんか?
A. フルフェイスやシステムヘルメットの場合、チークパッドでこめかみや耳前が強く擦れます。 ファンデーションで隠すのは限界があるので、**「極薄フィルムシール(CAXELなど)」を貼るか、ヘルメットを被る時だけ「インナーキャップ(水泳帽のようなもの)」**を被って摩擦を減らすのが有効です。インナーキャップはヘルメット内の汗汚れ防止にもなるので、ライダーには必須アイテムです。
Q. 会社でアームカバーを干していたら怪しまれますか?
A. 「汗で濡れたから」と言えば自然ですが、毎日だと目立つかもしれません。 ロッカーの中に**「ハンガーと除湿剤」**を用意して、扉の中でこっそり乾かすのがスマートです。また、予備のアームカバーを1セット常備しておけば、雨で濡れた時も安心です。
Q. 真夏に長袖インナーは暑くないですか?
A. 意外かもしれませんが、直射日光を肌に受けるよりも、「接触冷感インナー」を着ている方が涼しいです。 走行風がインナーの水分を気化させる時の「気化熱」で体温を下げてくれるからです。日焼けによる疲労も軽減されるので、夏こそ長袖インナーをおすすめします。
まとめ|快適な通勤は、完璧な装備から
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
バイクや自転車での通勤は、天候や風との戦いです。 しかし、その過酷な環境を想定した「装備」さえ整えてしまえば、タトゥー隠しは決して難しいことではありません。
「風でめくれるかも」 「汗で流れるかも」
そんな不安を抱えながら運転するのは、安全運転の面でもリスクがあります。 信頼できるアームカバーやインナーを身につけて、不安要素をゼロにすることで、あなたは運転そのものに集中し、通勤時間をリフレッシュの時間に変えることができます。
明日からの通勤が、もっと安全で、快適なものになりますように。 風を切って走る爽快感を、心から楽しんでくださいね!
