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肌色に合わせて選ぶタトゥー隠し|色浮きを防ぐ5つのポイント【絶対バレない色選び】

肌色に合わせて選ぶタトゥー隠し|色浮きを防ぐ5つのポイント【絶対バレない色選び】

「ネットで買ったタトゥー隠しシール、肌に貼ってみたら色が全然違って、巨大な絆創膏みたいになってしまった…」 「ファンデーションを塗った場所だけが白く浮き上がって、逆に視線を集めてしまう」

タトゥー隠しにおいて、最も難しく、そして最も重要なのが「色選び」です。 カバー力がどんなに高くても、防水性がどんなに優れていても、色が合っていなければ全て台無しです。肌の色と違う物体が張り付いている違和感は、遠目からでもハッキリと分かってしまいます。

私自身、色選びには何度も泣かされてきました。 「標準的な肌色」と書かれた商品を買ったら黄色すぎて浮いてしまったり、日焼けした腕に明るいベージュを塗ってしまい、そこだけスポットライトが当たったように目立ってしまったり。鏡を見るたびに「隠しているのに隠れていない」という矛盾に落ち込み、結局長袖を着て誤魔化すしかありませんでした。

実は、人間の肌色は単なる「色白・色黒」だけでは語れません。 「黄み寄り(イエローベース)」なのか「赤み寄り(ブルーベース)」なのか、あるいは部位によって日焼けの仕方が違うなど、非常に複雑な要素が絡み合っています。 プロのメイクアップアーティストは、これらを瞬時に見極めて色を調合しますが、私たち一般人が一発で正解を見つけるのは至難の業です。

しかし、いくつかの「法則」さえ知っていれば、プロに近い精度で自分に合う色を見つけることは可能です。 「顔の色ではなく、〇〇の色を見る」 「迷ったら明るい色より〇〇な色を選ぶ」 こういったシンプルなルールを守るだけで、驚くほど自然に、肌に溶け込むようなカモフラージュができるようになります。

この記事では、失敗しないための「色選びの5つのポイント」を徹底解説します。 さらに、色白さん、標準肌さん、小麦肌さん別に、おすすめのアイテムやカラーも具体的にご紹介。これを読めば、もうネット通販で「色の賭け」に出る必要はありません。あなたの肌にシンデレラフィットする運命の一色を見つけましょう。

なぜ「肌色」と書いてあるのに浮いてしまうのか?

具体的なポイントの前に、失敗のメカニズムを知っておきましょう。 多くの人が陥るのが、**「顔のファンデーションと同じ基準で選んでしまう」**というミスです。

顔はメイクで明るく見せることが多いですが、タトゥーがある腕や足、背中は、顔よりもワントーン暗く、くすんでいることがほとんどです。 また、手首の内側は白くても、外側は日焼けして黒いといった「部位による色の差」もあります。 市販の「オークル(標準色)」は、あくまで「顔の標準」であることが多く、体の皮膚に塗ると白浮きしやすいのです。

色浮きを防ぐ!タトゥー隠し色選び5つのポイント

それでは、絶対に失敗しないためのチェックポイントを5つご紹介します。商品を買う前に、必ずこれを確認してください。

1. 自分の「アンダートーン(ベースカラー)」を知る

肌の色には、表面の色(明るさ)とは別に、皮膚の下の色味(アンダートーン)があります。大きく分けて「イエローベース(黄み)」と「ブルーベース(赤み・ピンクみ)」の2つです。

  • 見分け方: 手首の血管を見てください。
    • 緑っぽく見える人: イエローベース(日本人に最も多いタイプ)。「オークル」「ベージュ」「イエローナチュラル」などが合います。
    • 青や紫っぽく見える人: ブルーベース。「ピンクオークル」「ライトベージュ」「ピンクナチュラル」などが合います。

ベースが違う色を選ぶと、肌がくすんで見えたり(グレー浮き)、異物感が出たりします。まずは自分がどちらのタイプか把握しましょう。

2. 「顔」ではなく「隠したい部位」の色に合わせる

これが鉄則です。顔の色と、足首の色は全く違います。 鏡の前で顔に商品を合わせて「これだ!」と思っても、実際に貼る二の腕に持っていくと色が合わないことは日常茶飯事です。

  • 確認方法: 必ず**「タトゥーのすぐ隣の皮膚」**の色を見てください。
  • 注意点: 腕の内側と外側でも色は違います。タトゥーが腕の外側にあるなら、外側の日焼けした肌色に合わせる必要があります。

3. 迷ったら「ワントーン暗い色」を選ぶ

これが今回最も伝えたいポイントです。 人間には「明るい色は膨張して見え、暗い色は収縮して見える」という視覚効果があります。

  • 明るい色を選んだ場合: 光を反射して「ハイライト」のようになり、視線を集めてしまいます。「あそこに何かあるな」と気づかれやすくなります。
  • 暗い色を選んだ場合: 肌の「影」や「くすみ」として認識されるため、脳が勝手に補正して背景(肌)と同化させてくれます。

「ちょっと濃すぎるかな?」と思うくらいの色(タンやダークオークル)の方が、貼ってみると驚くほど自然に馴染みます。

4. 「自然光」の下で色を確認する

ドラッグストアや部屋の洗面所などの「蛍光灯」の下で色合わせをすると失敗します。蛍光灯は青白い光なので、肌が実際より白く見えてしまうからです。

  • 対策: 可能であれば、窓際の**「自然光(太陽光)」**が入る場所で色を確認してください。
  • 通販の場合: スマホの画面の明るさを最大にし、「ナイトシフト(ブルーライトカット)」モードをオフにして商品画像を見ることで、実物に近い色味を確認できます。

5. コンシーラーは「多色パレット」で調合する

シールではなくメイクで隠す場合、市販の単色コンシーラー一発で色が合うことは稀です。 季節によって日焼け具合も変わるため、「明るい色」と「暗い色」の2色を持っているのが最強です。

  • テクニック: 手の甲で2色を混ぜ合わせ、その都度「今日の肌色」を作ります。
  • おすすめ: 最初から3色入りなどのパレットタイプを買えば、混ぜる手間も少なく、自分だけの色を無限に作れます。

【肌タイプ別】おすすめカラーとアイテム

自分の肌タイプが分かったら、次は具体的なアイテム選びです。タイプ別に相性の良いカラーを挙げました。

【色白・ブルーベース肌】透明感のあるピンク系

血管が青く透けて見える、日焼けすると赤くなるタイプの方。

  • おすすめカラー: ライトベージュ、ピンクオークル、ピンクナチュラル
  • 避けるべき色: 黄みの強いオークル(土色に見えてしまいます)
  • おすすめアイテム:
    • 肌かくしーと(ピンクナチュラル): この色は本当に秀逸です。ブルベ肌特有の透明感を殺さずに隠せます。
    • 資生堂 スポッツカバー(S100): 明るめのオークルですが、少しピンク味があり、色白さんに馴染みやすいです。

【標準・イエローベース肌】健康的なオークル系

日本人に最も多い、黄みがかった肌色の方。

  • おすすめカラー: オークル、ナチュラルベージュ、イエローナチュラル
  • 避けるべき色: ピンク系の明るい色(白浮きします)
  • おすすめアイテム:
    • ファンデーションテープ(オークル): 王道の肌色です。迷ったらまずはこれから試してみてください。
    • ザ・セム コンシーラー(1.5 ナチュラルベージュ): 黄みと赤みのバランスが良く、標準的な肌色に溶け込みます。

【小麦肌・日焼け肌】濃いめのタン・ダーク系

地黒の方や、日焼けサロン、アウトドアで焼けている方。

  • おすすめカラー: タンオークル、ダークベージュ、テラコッタ
  • 避けるべき色: 標準的なオークル(絶対に白浮きします)
  • おすすめアイテム:
    • 肌かくしーと(ダークナチュラル): かなり濃いめの色設定で、男性や日焼け肌にしっかりマッチします。
    • マーシュフィールド(SCボディカバーファンデ 04/05): 濃い色のバリエーションが豊富で、褐色肌にも対応できます。

色選びに失敗した時の「リカバリー術」

「買ってみたけど、やっぱり色が合わなかった…」 そんな時も、捨てるのはまだ早いです。手持ちのコスメで修正できる可能性があります。

色が「明るすぎた」場合

シールが白浮きしてしまったら、その上から**「暗めのパウダーファンデーション」「シェーディングパウダー」**をブラシでふわっと乗せてください。 トーンが落ちて肌に馴染みます。ストッキングを上から履くのも有効です。

色が「暗すぎた」場合

逆に黒ずんで見えてしまったら、**「明るめのフェイスパウダー」「ベビーパウダー」**を叩き込んでください。 粉の白さでトーンアップし、違和感を中和できます。

まとめ|「自分の色」を知れば、隠すのはもっと楽になる

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

タトゥー隠しのゴールは、「タトゥーが見えないこと」ではなく、**「そこに何もなかったかのように見えること」**です。 そのためには、カバー力以上に「色選び」が大切だということが、お分かりいただけたかと思います。

「ワントーン暗めを選ぶ」 「タトゥーの隣の肌を見る」

このシンプルなルールを守るだけで、失敗の確率はグンと下がります。 最初は「お試しセット」などで自分の肌色を知ることから始めてみてください。一度「これだ!」という運命の色に出会えれば、これからのアイテム選びで迷うことはなくなります。

あなたにぴったりの色が、まるで魔法のようにタトゥーを消し去ってくれますように!

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