夏・汗・水に強いタトゥー隠しアイテム10選|真夏でも崩れにくい&防水コスメまとめ

「朝、完璧に隠したはずなのに、駅に着く頃にはドロドロに溶けていた…」 「プールサイドで水を浴びた瞬間、コンシーラーが浮いてきて冷や汗が止まらなかった」
日本の夏は、タトゥー隠しにとって最も過酷なシーズンです。 じっとしていても吹き出す滝のような汗、容赦なく降り注ぐ紫外線、そして海やプールといった水辺のレジャー。これらはすべて、私たちが一生懸命作り上げた「隠すメイク」を破壊しようとする天敵です。
私自身、真夏の野外フェスに参加した際、汗でファンデーションが流れ落ち、白いTシャツの背中がベージュ色に汚れてしまった経験があります。周りの視線が気になって、大好きなアーティストのライブ中もずっとタオルを肩にかけて縮こまっていました。「こんなことなら、もっと強力なものを使っておけばよかった」と後悔しても、時すでに遅し、です。
普段使っているコンシーラーが、夏も同じように使えるとは限りません。 湿度と気温が高い日本の夏には、「ウォータープルーフ(耐水)」だけでなく、「スウェットプルーフ(耐汗)」、さらには「ラブプルーフ(耐摩擦)」の機能を兼ね備えた、最強のアイテムが必要です。
「汗をかいてもビクともしない」 「水に濡れても色が落ちない」
そんな鉄壁の守備力を持つアイテムがあれば、真夏の外出も、急な夕立も、友人とのBBQも、何も怖くありません。
この記事では、プロの現場や過酷な環境下でも使われている、夏に特化した最強のタトゥー隠しアイテムを10個厳選しました。 さらに、メイク持ちを劇的に良くする「魔法のひと手間」や、崩れてしまった時の緊急リカバリー術もお伝えします。今年の夏は、化粧崩れを気にせず、思いっきり太陽の下で遊びましょう!
タトゥーシールLabが100商品以上から厳選した”タトゥー隠し”はこちら
夏のタトゥー隠しが「崩れる」3つの原因と対策
アイテム選びの前に、なぜ夏だけ失敗しやすいのか、そのメカニズムを知っておきましょう。敵を知れば、対策が見えてきます。
1. 「内側からの水分(汗)」と「皮脂」
ウォータープルーフのコスメは、外からの水(雨やプール)には強いですが、実は「内側からの水分(汗)」に弱いものが多いです。 肌とコンシーラーの間から汗が噴き出すと、メイクの膜が浮き上がって剥がれてしまいます。さらに、夏場は皮脂の分泌量も増えるため、油分でメイクが溶けやすくなります。 対策: 「皮脂吸着成分」が入った下地やパウダーを併用し、土台をサラサラに保つことが重要です。
2. 「外側からの水分(湿気・水)」
海やプールはもちろんですが、日本の夏は湿度そのものが高いです。空気中の水分がメイクを湿らせ、定着力を弱めてしまいます。 対策: 撥水性の高いシリコン系のアイテムや、物理的に水を弾くシールタイプを選ぶのが確実です。
3. 「摩擦(タオル・着替え)」
夏は汗を拭くためにタオルを使ったり、着替えたりする回数が増えます。 汗でふやけたメイクは非常に脆くなっており、タオルの軽い摩擦でも簡単に剥がれ落ちてしまいます。 対策: こすれに強い「被膜系」のコーティングスプレーを使うか、タオルで拭くときは絶対にこすらず「押さえる」だけに徹する意識が必要です。
夏・汗・水に負けない!最強タトゥー隠しアイテム10選
それでは、炎天下や水中でも信頼できる、高耐久なアイテムを厳選してご紹介します。
【鉄壁シール部門】プール・海・温泉に
1. 肌かくしーと(ウォータープルーフ) やはり夏場の最強アイテムはこれです。0.02mmの極薄フィルムは完全防水。汗をかいても内側から蒸気を逃す「透湿性」があるため、蒸れて剥がれるリスクが低いです。海やプールに入るなら、メイクで戦うよりもこれを貼るのが一番確実な選択肢です。
2. ファンデーションテープ(タトゥー隠し用) こちらも耐水性が抜群。特筆すべきは、日焼けした肌にも合わせやすいカラーバリエーションの豊富さです。夏場は肌のトーンが変わるので、いつもより「ワントーン暗め」を選ぶのが馴染ませるコツです。
【超耐久コスメ部門】滝汗・フェス・BBQに
3. ダーマコル(Dermacol)|メイクアップカバー 「プールに入っても落ちない」と言われる伝説のファンデーション。油分が多いので、そのままではテカりますが、水を弾く力は最強クラスです。後述する「防水パウダー」とセットで使えば、真夏の野外ライブでもビクともしません。
4. マーシュフィールド|SC ボディカバーファンデ アザ隠しのプロ仕様コスメ。こすれに強く、服につきにくい処方になっています。汗をかいてもドロドロに溶けるのではなく、肌にピタッと留まる感覚があります。クリームタイプなので、広範囲のタトゥーもしっかりカバーできます。
5. 三善(ミツヨシ)|グリースペイント 灼熱のライトを浴びて汗だくになる、舞台役者やドーランを使う演劇界の定番。汗に強い油性ファンデーションです。カバー力が凄まじく、一度塗れば修正知らず。ただし、落とす時は強力なクレンジングが必要です。
【仕上げ・コーティング部門】崩れ防止の要
6. チャコット|フィニッシングパウダー(マット・クリア) 夏のタトゥー隠しメイクにおいて、このパウダーは「神」です。バレエ用品ブランドなので、激しい発汗を想定して作られています。水を強烈に弾く撥水性があり、コンシーラーの上からこれを大量にはたくだけで、防水メイクに早変わりします。
7. コーセー|メイク キープ ミスト EX 顔用ですが、ボディのタトゥー隠しにも絶大な効果を発揮します。メイクの仕上げに吹きかけるだけで、汗・水・皮脂を弾く透明な膜を作ってくれます。「メイクのレインコート」のような役割を果たし、衣服への色移りも防いでくれます。
8. 液体絆創膏(サカムケアなど) 指や手首のワンポイントタトゥー向け。コンシーラーの上からこれを塗ると、カチカチに固まって完全防水になります。水仕事をしても、プールに入っても絶対に落ちません。テカリが出るので、上からパウダーで抑えるのを忘れずに。
【物理ガード部門】スポーツ・アウトドアに
9. 撥水キネシオロジーテープ 汗をかくスポーツシーンなら、メイクよりもテープが快適です。撥水加工されたキネシオテープなら、汗を吸って重くなることもなく、シャワーを浴びても剥がれません。ベージュだけでなく黒や青もあるので、スポーツウェアに合わせてコーディネートできます。
10. ラッシュガード・冷感アームカバー アイテムというより「装備」ですが、真夏の日差しとタトゥー隠しを両立させるなら、UVカットのラッシュガードが最強です。最近は「着る日焼け止め」として、普段着でも違和感のないパーカータイプが人気。汗でメイクが崩れる心配から完全に解放されます。
真夏でも「絶対に崩さない」プロの施工手順
良いアイテムを持っていても、使い方が間違っていると汗で流れてしまいます。夏のメイクは「下準備」と「仕上げ」が命です。
ステップ1:脱脂と冷却
まず、肌の温度を下げ、油分を取り除きます。 保冷剤で隠したい部分を冷やし、毛穴を引き締めてから、アルコール綿でしっかりと油分を拭き取ってください。 汗が吹き出している状態では何も定着しません。必ず「サラサラで冷たい肌」を作ってからスタートします。
ステップ2:サンドイッチ技法
「コンシーラー → パウダー → コンシーラー → パウダー」 このミルフィーユ塗りは基本ですが、夏場はさらに**「フィックスミスト」**を間に挟みます。
- コンシーラーを叩き込む
- パウダーで抑える
- ミストを吹きかけて乾かす
- もう一度コンシーラーを薄く… この工程を繰り返すことで、層と層が密着し、コンクリートのように強固なカバー層が出来上がります。
ステップ3:ウォータープルーフの「膜」を作る
最後に、もう一度パウダーを大量にはたき、余分な粉を払った後、ハードタイプのヘアスプレー(ケープなど)か、強力なメイクキープミストを20cm離して吹きかけます。 これで表面に皮膜ができ、汗が内側から出てきても、表面のメイクは崩れずに留まります。
もし崩れてしまったら?緊急リカバリー術
どんなに完璧にしていても、想定外のハプニングは起こります。出先で「あ、浮いてきた!」と気づいた時の対処法です。
決して「こする」な、「押さえろ」
汗と混じってコンシーラーが浮いてきた時、慌てて指やタオルでこするのは自殺行為です。一瞬で剥げ落ち、修復不可能になります。 まずは、ティッシュやあぶらとり紙で、上から垂直に**「優しく押さえる」**こと。 余分な汗と皮脂だけを吸い取り、浮いたメイクを再び肌に密着させます。
固形ファンデかパウダーで「蓋」をする
汗を吸い取ったら、リキッドやクリーム状のコンシーラーを重ねるのは避けてください(ヨレの原因になります)。 カバー力の高い**「パウダーファンデーション」**を、スポンジでポンポンとスタンプするように乗せます。これでとりあえずの見た目は復活します。 夏場は、お直し用に「鏡付きのパウダーファンデ」を持ち歩くのが鉄則です。
まとめ|最強の装備で、夏を制する
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
日本の夏は、タトゥーを隠して生活する私たちにとって、本当に過酷な季節です。 「もう隠すのが面倒くさいから、出かけたくない」 そう思ってしまう日もあるでしょう。
でも、今回ご紹介したような「汗・水に特化したアイテム」を知っていれば、そのストレスは半分以下に減らせます。 「プールに入っても落ちない」 「汗だくになっても服が汚れない」 その確信があれば、フェスで思いっきり手を挙げることも、海で波と戯れることも、心から楽しめるようになります。
タトゥーがあるからといって、夏のアクティビティを諦める必要はありません。 最強の防水アイテムを味方につけて、今年の夏こそは、太陽の下で最高に輝く思い出を作ってくださいね!
