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肌トーンアップ効果もあるタトゥー隠しアイテム5選|隠しながら「美肌」に見せる魔法

肌トーンアップ効果もあるタトゥー隠しアイテム5選|隠しながら「美肌」に見せる魔法

「タトゥーをコンシーラーで隠すと、そこだけ肌が土色っぽく沈んで見えてしまう…」 「色白だから、市販の『標準色』だと黄色すぎて浮いてしまうのが悩み」

タトゥーを隠すためにファンデーションを塗ったものの、なんだかそこだけ肌がくすんで見えたり、厚塗り感が出て「老けた肌」に見えてしまったりしたことはありませんか? 特に、普段から美白ケアを頑張っている方や、もともと色白の方にとって、一般的なタトゥー隠しアイテムの「濃いベージュ(オークル)」は、肌の透明感を台無しにしてしまう異物でしかありません。

私自身、冬場に肌が白くなっている時期に、夏に買った濃い色のコンシーラーを使ったら、腕に大きな「茶色いシミ」があるように見えてしまい、慌てて洗い流した経験があります。 隠すことはできても、肌が汚く見えてしまっては、堂々と腕を出すことはできませんよね。

実は、最近のタトゥー隠しメイクのトレンドは、「ただ隠す」から**「肌をきれいに見せる(トーンアップ)」**へとシフトしています。 光を拡散させてタトゥーの影を飛ばす技術や、ラベンダーやピンクの偏光パールを使って肌の透明感を引き出すアイテムなど、メイクアップ効果を兼ね備えた優秀なグッズが増えているのです。

これらを活用すれば、タトゥーを隠した部分が、むしろ周りの肌よりも綺麗に見えるという「逆転現象」を起こすことも可能です。 結婚式のドレスアップや、デート、コスプレ撮影など、「魅せる肌」を作りたい時には最強の武器になります。

この記事では、カバー力とトーンアップ効果を両立した、魔法のようなアイテムを5つ厳選してご紹介します。 さらに、隠した部分と周りの肌色を自然に馴染ませる「グラデーション美肌テクニック」も伝授。 コンプレックスを隠す作業を、自信を持てる肌作りの時間に変えてみませんか?

「隠す」と「トーンアップ」を両立させる仕組み

なぜ、濃いタトゥーを隠すのに「明るく」見せることができるのでしょうか? その秘密は「光」と「色」の使い道にあります。

1. 「光」で影を飛ばす(ソフトフォーカス効果)

タトゥーが目立つ原因の一つは、インクによる「黒さ」だけでなく、皮膚の盛り上がりによる「影」です。 トーンアップ効果のあるアイテムには、微細なパールや光拡散パウダーが含まれています。これがレフ板のように光を反射し、影を飛ばすことで、厚塗りをしなくてもタトゥーを目立たなくさせるのです。

2. 「補色」で透明感を作る

ただ白い絵の具を塗っても、下の黒は透けてグレーになります。 トーンアップアイテムの多くは、単なる白ではなく、**「ピンク」や「ラベンダー(紫)」**の色味を含んでいます。 ピンクは血色感を、ラベンダーは透明感を出しつつ、タトゥーの青黒いくすみを中和するフィルターの役割を果たします。これにより、白浮きせずに透明感のある肌色が作れるのです。

肌トーンアップ効果もあるタトゥー隠しアイテム5選

それでは、美肌効果の高いおすすめアイテムをご紹介します。

1. 【美白肌の王道】Dolly Cosme(ドーリーコスメ)|マルチボディファンデーション(ホイップ/バニラ)

コスプレイヤーやモデル御用達の「撮影用」ファンデーションです。 特徴: 本来は全身を真っ白な陶器肌にするためのアイテムなので、カバー力とトーンアップ力は桁違いです。特に「ホイップ(白色)」や「バニラ(明るい肌色)」は、色白さんが使っても黄色く浮きません。リキッドタイプで伸びが良く、乾くとサラサラになるので、ドレスを着る時にデコルテや背中を塗るのに最適です。

2. 【光で飛ばす】チャコット|フィニッシングパウダー(ラベンダー)

コンシーラーの仕上げに使うパウダーですが、これ一つで仕上がりが激変します。 特徴: ラベンダー色のパウダーが、コンシーラー特有の「土気色」のくすみを一瞬で消し去り、透明感のある肌に変えてくれます。微細なパールが入っているタイプ(グロー)を選べば、光の反射でタトゥーの輪郭をぼかす効果も倍増。汗に強いので、夏場の使用にも向いています。

3. 【ハイライト効果】ザ・セム|カバーパーフェクション チップコンシーラー(ブライトナー)

コンシーラーの名品ザ・セムには、「ブライトナー」というピンク色の品番があります。 特徴: 通常のベージュとは違い、明るいピンク色をしています。これをタトゥー隠しの「仕上げ」として、ベージュの上から薄く重ねるのが裏ワザです。ハイライト効果で塗った部分が明るくなり、周りの白肌と自然に馴染みます。

4. 【韓国発】G9SKIN|ホワイト・イン・クリーミークッション

「塗るだけで白肌」になれるウユ(牛乳)クリーム成分が入ったクッションファンデです。 特徴: ポンポンと叩き込むだけで、肌のトーンが2段階くらいアップします。カバー力もそこそこあるので、薄いタトゥーならこれ単体で隠せます。濃いタトゥーの場合は、先に硬めのコンシーラーで色を消してから、その上からこれを広範囲に塗ることで、境界線が全く分からない自然な白肌が完成します。

5. 【馴染ませ役】スキンアクア|トーンアップUVスプレー(ラベンダー)

これは隠すアイテムではなく、「周りの肌」を調整するアイテムです。 特徴: タトゥーを隠した部分だけが白く浮いてしまった場合、このスプレーを腕全体や背中全体にシューッと吹きかけます。すると、周りの素肌もトーンアップして白くなるため、隠した部分との色の差(境界線)が消滅します。日焼け止め効果もあるので一石二鳥です。

自然な「白肌」を作るグラデーション・テクニック

アイテムを使うだけでは不十分です。塗り方のコツで、さらに自然に見せましょう。

ステップ1:タトゥー部分は「自分の肌より少し暗め」で消す

ここがポイントです。トーンアップさせたいからといって、いきなり真っ白なコンシーラーをタトゥーに乗せても、グレーに透けるだけです。 まず最初は、**「自分の肌よりワントーン暗いベージュ」**で、タトゥーの黒色をしっかり塗りつぶしてください。ここで一度、土台を作ります。

ステップ2:周りに向かって「明るい色」を広げる

タトゥーが隠れたら、その上から**「トーンアップ効果のあるファンデ(ドーリーコスメなど)」**を重ねます。 この時、タトゥーの中心から外側に向かって、円を描くように広げていきます。 隠した部分が一番明るく、外側に行くにつれて素肌の色に溶け込むようなグラデーションを作ると、立体感が出て自然に見えます。

ステップ3:ラベンダーパウダーで「魔法」をかける

最後に、ラベンダー色のパウダーを大きめのブラシに取り、隠した部分だけでなく、その周辺の広い範囲までふわっと乗せます。 これにより、コンシーラーの油分によるテカリが消え、内側から発光するような透明感が生まれます。

よくある質問(Q&A)

Q. 顔用のトーンアップ下地を使ってもいいですか?

A. はい、使えます。 特に「パール入り」の下地は、コンシーラーの下に仕込むと光拡散効果でタトゥーを目立ちにくくします。ただし、顔用は体用よりもカバー力が低いので、あくまで「質感調整」として使い、メインのカバーは専用コンシーラーに任せましょう。

Q. 写真を撮ると、そこだけ白く写りませんか?

A. 注意が必要です。 SPF値が高い日焼け止めや、パールが強すぎるパウダーは、フラッシュの光を反射して白浮き(フラッシュバック)することがあります。 結婚式などでフラッシュ撮影がある場合は、「パールなし(マット)」のトーンアップアイテム(ドーリーコスメのホイップなど)を選ぶのが無難です。

Q. 服につくと白くなりますか?

A. トーンアップ系のアイテムは白い顔料が多いので、黒い服につくと目立ちます。 必ず仕上げに**「メイクキープミスト」**を吹きかけ、さらにベビーパウダーで表面をサラサラにしておく防御策を忘れないでください。

まとめ|「隠す」から「魅せる」肌へ

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

タトゥーを隠す作業は、ともすれば「欠点を隠す」というネガティブな気持ちになりがちです。 でも、トーンアップアイテムを使って仕上げた肌は、タトゥーが入っていない部分よりも美しく、透明感にあふれています。

「今日の私の背中、すごく綺麗かも」

鏡を見てそう思えたら、もうこっちのものです。 隠していることへの後ろめたさは消え、堂々と肌を魅せることができるようになります。

色白さんも、美肌に見せたい方も。 光と色の魔法を使って、自信の持てる「最高峰のカモフラージュ肌」を手に入れてくださいね。

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