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部位別タトゥー隠し完全ガイド|腕・足・首・背中・手・足首まで自然にカバーする方法

部位別タトゥー隠し完全ガイド|腕・足・首・背中・手・足首まで自然にカバーする方法

「腕のタトゥーは長袖で隠せるけど、首元がチラッと見えそうで怖い」 「足首のワンポイント、靴下で隠しているけど、座った時に見えていないか不安…」

タトゥーを入れている場所によって、隠す難易度や悩みは全く違いますよね。 背中なら服を着てしまえば安心ですが、手首や首といった「動き」が多くて「露出」しやすい場所は、少しの油断が命取りになります。また、自分では完璧だと思っていても、後ろから見たら首筋のタトゥーが丸見えだったり、手を洗った瞬間に指のコンシーラーが落ちてしまったりと、失敗のリスクは日常のいたるところに潜んでいます。

私も昔、手首の内側にタトゥーを入れていた頃、仕事中に腕時計で隠していたのですが、ふとした拍子に時計がずれてしまい、上司に「あれ、そこ何か書いてある?」と突っ込まれて冷や汗をかいた経験があります。あの時の心臓が止まるような感覚は、二度と味わいたくありません。

タトゥー隠しにおいて最も重要なのは、**「その部位の特徴に合わせたアイテムを選ぶこと」**です。 皮膚がよく伸びる場所には伸縮性のあるテープを、摩擦が多い場所には物理的なカバーを、手が届かない場所にはスプレーを。この「適材適所」のルールさえ守れば、どんな場所のタトゥーも、まるで最初からなかったかのように自然に消すことができます。

この記事では、腕、足、首、背中、手・指、足首といった主要な部位ごとに、プロも実践する「絶対にバレない隠し方」を完全網羅しました。それぞれの部位特有の「失敗ポイント」と、それを回避するための具体的なテクニックを解説します。 これを読めば、全身どこにタトゥーがあっても、もう焦ることはありません。TPOに合わせた最適な隠し方をマスターして、ストレスフリーな毎日を手に入れましょう。

【腕・手首】動きと擦れに強い「二重ガード」が鉄則

最もタトゥーを入れている人が多く、同時に最も隠す機会が多いのが「腕」です。 二の腕、前腕、手首。それぞれの場所で気をつけるべきポイントが異なります。

二の腕・肘上|「透け」と「袖の隙間」に注意

二の腕は服で隠しやすい場所ですが、夏場の薄着や、袖口が広い服を着る時は要注意です。 特に白いTシャツやブラウスの場合、布が肌に密着すると黒いインクが透けて見えてしまうことがあります。

  • 対策: 白い服を着る時は、必ずベージュのインナーを着るか、タトゥーの上に肌色のテーピングを貼ってから服を着てください。
  • 注意点: 袖口が広い半袖を着て、電車のつり革を掴んだ瞬間、袖の隙間から脇腹や二の腕の内側が見えてしまう事故が多発しています。この場合、服で隠すよりも、**「ファンデーションテープ」**を貼っておくのが最も安全です。テープなら、袖の中からチラッと見えても「湿布かな?」と思わせることができます。

前腕・手首|「長袖」か「物理的カモフラージュ」

ここは視線に入りやすい危険地帯です。 仕事中なら長袖のシャツやカーディガンで隠すのが基本ですが、デスクワーク中に袖が捲れ上がってしまうことがあります。

  • 対策: 長袖を着る場合でも、念のため手首には**「リストバンド」や「サポーター」**をしておくと安心です。
  • おしゃれに隠す技: 小さなタトゥーなら、幅広の腕時計や、太めのバングル、レザーブレスレットなどで「アクセサリーの一部」として隠してしまうのも賢い方法です。これなら、ファッションとして成立するので、怪しまれることがありません。

【足・足首】座った時と歩く時の「隙間」を埋める

足元のタトゥーは、立っている時は隠れていても、動作をした瞬間に顔を出す「神出鬼没」な存在です。

太もも・ふくらはぎ|ストッキングの「デニール数」が命

女性の場合、スカートやショートパンツを履く際にストッキングで隠すことが多いと思います。 しかし、一般的な20〜30デニールのストッキングでは、タトゥーの輪郭が透けてしまいます。

  • 対策: 最低でも**「80デニール以上」**のタイツ、もしくは「タトゥー隠し専用」の特殊編みストッキングを選んでください。
  • 裏ワザ: どうしても薄手のストッキングを履きたい場合は、タトゥーの上にコンシーラーを塗り、その上からストッキングを履く「合わせ技」を使います。これなら、薄手でも綺麗に隠れます。

足首・足の甲|「靴下」と「テープ」の使い分け

足首は皮膚がよく伸び縮みするため、普通のコンシーラーだとひび割れやすく、絆創膏だとすぐに剥がれてしまいます。

  • 対策: 基本は**「くるぶしが隠れる丈の靴下(スニーカーソックス不可)」**を履くこと。座った時にズボンの裾が上がっても、肌が見えない長さを選ぶのが鉄則です。
  • サンダルを履く時: どうしても素足になる場合は、伸縮性の高い**「キネシオロジーテープ(肌色)」**を貼ります。足首は「靴擦れ防止」や「捻挫予防」のテーピングとして認知されているので、テープを貼っていても違和感を持たれにくい部位です。「ちょっと足を挫いちゃって」と言えば、誰も疑いません。

【首・耳裏】自分からは見えない「死角」を攻略する

ここは自分では確認しづらく、他人からはよく見えるという厄介な場所です。髪の毛の動きや、襟の形によって見え隠れするため、気が抜けません。

首筋・うなじ|「襟」と「髪型」で鉄壁ガード

髪が長い方は「髪を下ろせば隠れる」と思いがちですが、風が吹いたり、ふとした動作で髪がなびいた瞬間に丸見えになります。

  • 対策: 確実なのは**「タートルネック」や「襟付きシャツ」**を着ること。襟を立てて着るスタイルなら、おしゃれに見えつつガードできます。
  • 髪型で隠すなら: 中途半端に下ろすよりも、あえて**「低い位置でのお団子ヘア(ローポニー)」**にする方が、髪の束でうなじが隠れ、動きにくいので安全です。
  • メイクの場合: 襟にファンデーションが付くと不潔に見えるので、首元には「スプレータイプ」や「リキッドファンデ」よりも、定着力の高い**「硬めのコンシーラー」+「ベビーパウダー大量」**の組み合わせがおすすめです。

耳裏|「医療用テープ」でカモフラージュ

耳の裏は、マスクの紐やメガネのツルが当たる場所なので、摩擦でメイクが落ちやすいです。

  • 対策: ここは**「直径2cmほどの円形シール(ファンデーションテープ)」か、小さく切った「サージカルテープ」**を貼るのがベストです。耳裏にテープが貼ってあっても、人は「あ、ピアスでかぶれたのかな?」「リンパが腫れてるのかな?」と勝手に脳内補完してくれるので、意外とバレません。

【背中・腰】手が届かない場所は「道具」か「人」に頼る

範囲が広く、自分では直視できない背中。温泉やプール、ドレスアップの際に最大の難関となります。

広範囲を一気に隠す|スプレーと「ラップ」

背中一面をコンシーラーで塗るのは不可能ですし、ムラになります。

  • 対策: **「ボディ用ファンデーションスプレー」**一択です。ムラなく均一にカバーできます。
  • 一人で塗るコツ: どうしても一人でやる場合は、床に新聞紙を敷き、鏡を背後に置いて確認しながら行います。塗った後は、服を着る前に**「サランラップ」を背中に貼り付ける**という裏ワザがあります(短時間限定)。こうすることで、服への色移りを物理的に防げます。

インナーでのガード|「見えない」安心感

日常生活であれば、背中が見える服を着ないのが一番ですが、薄着の季節は透けが気になります。

  • 対策: 背中部分の生地が二重になっているインナーや、背中の空きが狭いキャミソールを選びましょう。ユニクロのブラトップなどは背中までしっかり布があるタイプが多いので重宝します。

【手・指】最も過酷な「水と視線」の最前線

指のタトゥーは、名刺交換、レジでの支払い、吊り革を持つ手など、常に誰かの視線にさらされています。しかも、1日に何度も手を洗うため、メイクが最も落ちやすい場所です。

「液体絆創膏」でコーティングする

指のタトゥーに普通のコンシーラーを塗っても、一回手を洗えば落ちてしまいます。

  • 対策: ウォータープルーフのコンシーラーで色を消した後、その上から**「液体絆創膏(サカムケアなど)」**を塗って固めます。 これだけで、完全防水の透明な膜ができ、手を洗っても色が落ちなくなります。テカリが出るので、乾いた後に指でポンポンとパウダーを叩けば完璧です。

アクセサリーと絆創膏の併用

指輪の重ね付けができるなら、太めのリングで隠してしまうのが一番おしゃれで簡単です。 それができない職場なら、シンプルに**「絆創膏」**を巻きましょう。指の絆創膏は世界で最も自然な「怪我」のサインです。「紙で切っちゃって」「ささくれが痛くて」と言えば、それ以上追求されることはありません。ここに関しては、変にメイクで隠すより、絆創膏の方が圧倒的に自然です。

部位別タトゥー隠しQ&A

Q. 頭皮(スキンヘッド)のタトゥーはどう隠せばいい?

A. かなり難易度が高いですが、帽子(キャップやニット帽)が被れない場面では、**「かつら(ウィッグ)」「ドーリーコスメなどの高カバーファンデーション全塗り」**しかありません。ただ、頭皮は皮脂が多いのでメイク崩れしやすいです。現実的にはウィッグが最も安全で確実です。

Q. 粘膜に近い部分(唇の裏など)は?

A. 隠せません。というより、隠す必要がほぼない場所ですが、もし見られる可能性がある(歯科検診など)なら、諦めるか、正直に言うしかありません。粘膜にメイク用品を塗るのは健康被害のリスクがあるので絶対にやめてください。

Q. お腹(妊娠線周り)のタトゥー、妊婦健診でどうする?

A. 産婦人科の先生や看護師さんはプロなので、タトゥーを見ても驚きません。無理に隠す必要はありませんが、どうしても気になるなら、腹帯や大きめのパンツで隠れる範囲ならそのままでOK。エコーで見る部分はジェルを塗るので、ファンデーションは塗っていかない方が親切です(ジェルと混ざって汚れてしまうため)。

まとめ|「場所」を知れば、隠すのは怖くない

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

タトゥー隠しは、全身同じ方法ではうまくいきません。 腕には腕の、足には足の、それぞれ「最適な隠し方」があります。逆に言えば、その部位ごとの弱点と攻略法さえ知ってしまえば、どんな場所にあるタトゥーでもコントロールできるということです。

「今日は手首が見える服だから、サポーターにしよう」 「結婚式で髪をアップにするから、うなじはシールで完璧にしよう」

そんな風に、パズルのピースをはめるように適切なアイテムを選べるようになれば、タトゥーがあることによるストレスは驚くほど軽くなります。

完璧に隠す技術は、あなた自身の行動範囲を広げ、自信を持って社会と関わるための強力な武器になります。 ぜひ、あなたのタトゥーの場所に合った「シンデレラフィット」な隠し方を見つけて、もっと自由におしゃれや生活を楽しんでくださいね。

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