タトゥー隠しスプレーの使い方|広範囲を早くカバーする手順
タトゥーを隠す道具は、肌色のフィルムを貼る・塗る・吹き付ける・布で覆う・テーピングで巻くの5タイプに分かれ、スプレーはそのうち吹き付けるタイプにあたります。広い面を一度に覆えるかわりに、狭い一点だけを濃く隠す使い方には噛み合いません。
選ぶときにまず決まるのは、隠したい範囲の広さです。手の甲ほどの絵柄なら塗るタイプで足りますし、二の腕や背中を一面覆うなら吹き付けるほうが手数が少なく済みます。
本記事では、吹き付けるタイプが向く範囲の広さ・服や汗で色が移る条件・肌色を合わせるときの見方を解説します。

タトゥーシールLab編集部
「タトゥーシールラボ」は、タトゥーを自然に隠す方法から、おしゃれに楽しめるタトゥーシール、イベント映えするボディーペイントまで幅広く紹介する情報サイトです。用途やシーンに合わせた選び方や活用術をわかりやすく解説し、あなたのライフスタイルに合う最適なアイテム探しをサポートします。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
タトゥー隠しスプレーは、広い面を薄く覆うための道具
吹き付けるタイプの特徴は、肌の上に薄い層が広く乗ることです。
指やスポンジで塗るのと違って肌に圧力がかからないので、腕の丸みや肩の凹凸に沿って厚みを揃えやすくなります。
二の腕の外側を手のひら2枚ぶんほど覆いたいというときに、一度の作業で終わるのがこのタイプです。
裏を返せば、量の調整は苦手です。
500円玉くらいの絵柄だけを濃く覆いたい場合、周囲の肌にも色が乗るため、かえって不自然な広がりが出ます。
濃さが足りないときは重ねて吹くことになりますが、重ねるほど層は厚くなり、こすれたときに一部だけ剥げて色の差が出やすくなります。
狭い範囲を狙って濃くしたいなら、塗るタイプのほうが手元で濃さを変えられます。
覆う範囲が広ければ広いほど有利で、狭ければ狭いほど不利になる道具だと考えてください。この一点さえ押さえれば、他のタイプと迷う場面はかなり減ります。
吹き付ける・塗る・貼る・覆うの違いは、境目の処理に出る
5タイプの差がいちばん見た目に出るのは、覆った範囲と素肌の境目です。ここの処理の仕方で、選ぶものが変わります。
吹き付けるタイプ(スプレー)
外側へ向かって色が薄くなるように吹けば、境目はぼやけます。
段差ができないので、半袖から出る二の腕のように素肌と並んで見える場所でも境目が目立ちにくくなります。
ただし乾く前に触れると、その部分だけ層が動いて跡が残ります。
塗るタイプ(ボディファンデーション・コンシーラー)
指やスポンジで濃さを変えられるので、絵柄の濃い線の上だけ厚く、周囲は薄くという使い分けができます。
境目もぼかせます。
色選びの難しさは吹き付けるタイプと共通で、色浮きしない色合わせのコツでは、素肌との明るさの差をどう見るかを解説しています。
貼るタイプ(肌色フィルム・ファンデシート)
1枚で完全に覆えるかわりに、縁がわずかな段差として見えます。
ダイソーで売られているものは「ファンデシート」という商品名で、読者が探す「タトゥー隠しシール」とは呼び方が違います。
厚みや大きさの選び方は厚み・サイズ・色で失敗しない基準で解説しています。
布やテーピングで覆うタイプ
肌に色を乗せないので、境目の色合わせという問題自体が起きません。覆える範囲は衣類の形で決まり、長袖のインナーやアームカバーなら腕全体、テーピングなら帯状の範囲になります。
スプレーと他タイプの使い分けを一覧で比べる
| タイプ | 覆い方の特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 吹き付ける(スプレー) | 広い面に薄く乗り、境目をぼかせる。量の微調整は難しい | 二の腕・肩・背中など広い面をまとめて覆いたい人 |
| 塗る(ボディファンデーション・コンシーラー) | 濃さを部分ごとに変えられる。狭い範囲を濃く覆える | 手の甲・手首・足首など小さめの絵柄を隠したい人 |
| 貼る(肌色フィルム・ファンデシート) | 1枚で覆えるが、縁が段差として見える | 覆う形と場所が決まっていて、短時間だけ済ませたい人 |
| 布で覆う(アームカバー・インナー) | 肌に何も乗せない。範囲は衣類の形で決まる | 肌に何かを付けたくない人、朝から夜まで覆う人 |
| テーピング | 巻き付けて固定できる。曲がる部位に追従する | 肘や膝など、動かす部位を覆いたい人 |
吹き付けるタイプが向かないのは、覆う範囲が数センチ角しかない人と、覆った上に服が強くこすれる人です。
前者は塗るタイプ、後者は布で覆うタイプに切り替えたほうが色移りの心配が消えます。
生地の厚みと暑さの兼ね合いは長袖でも暑くならない生地の基準で解説しています。
スプレー選びで失敗しやすいのは、肌色の合わせ方と吹く範囲
色の失敗は2つの方向で起きます。
素肌より明るいものを選ぶと覆った範囲が白く浮き、暗いものを選ぶと日焼けの跡のような境目が出ます。
腕の内側と外側でも肌の色は違うので、覆いたい部位そのもので試してから本番に進んでください。
範囲の失敗は、絵柄の輪郭ぎりぎりで吹き止めることから起きます。
輪郭で止めると、透けた黒みと素肌の間に硬い境目ができて、かえって形が浮かびます。
絵柄より外へ数センチ広げて、外側ほど薄くなるように吹くと境目が読みにくくなります。
ただし広げた範囲すべてが色移りの対象になるので、服の袖口が当たる位置まで伸ばすかどうかは、その日の服装で決めてください。
もう1つ多いのが、乾く時間を待たずに服を着てしまうことです。
乾燥にかかる時間は製品ごとに表示が違うため、パッケージの記載に従ってください。
時間が読めない場合は、覆う作業を出発の直前ではなく余裕のある時刻に済ませておくと、着替えで擦る場面を避けられます。
隠したい部位によって、スプレーが噛み合うかが変わります
同じ製品でも、乗せた場所で結果が変わります。
二の腕の外側・肩・肩甲骨の周りは面が広く、服とのこすれも比較的少ないので、吹き付けるタイプと噛み合う部位です。
逆に手首・指・肘の内側は、動かすたびに皮膚が伸び縮みし、袖やバッグの持ち手も当たります。
層が薄いぶん、こうした場所では部分的に薄れて絵柄の輪郭が出てきます。
曲がる部位を覆うなら、巻いて固定できるテーピングのほうが範囲を保てます。
関節で剥がれにくくする巻き方は関節でも剥がれにくくする手順で解説しています。
背中や太もものように広く、なおかつ手が届きにくい場所は、吹き付けるタイプなら1人でも作業できますが、届かない範囲は必ずムラになるので、鏡で見える範囲を先に確認しておくと安心して進められます。
覆う範囲が大判のシート1枚で足りるかどうか迷う段階なら、大判と特大の使い分けで寸法の目安を解説しています。シート1枚に収まらない広さなら、吹き付けるタイプの出番です。
スプレーの持ちと落とし方は、層の厚みと部位で変わります
何日もつという言い方は、このタイプにはあてはまりません。
吹き付けた層は肌の表面に乗っているだけなので、水に触れず、服や荷物がこすれない部位であれば数時間から一日ほど保つこともありますが、汗をかいた場合や擦れた場合は同じ製品でも短くなります。
防水をうたう製品でも、水に強いことと擦れに強いことは別で、この違いは汗・お湯に強いのはどのタイプかで解説しています。
落とすときは、製品に書かれた方法に従ってください。
石けんとぬるま湯で落とせるものと、専用のリムーバーを使うものがあり、後者を水だけで落とそうとすると、こする回数が増えて肌に負担がかかります。
除光液やアルコールを含ませたコットンで強くこする方法は勧めません。
落ちにくい部分が残った場合は、その日のうちに全部落としきろうとせず、時間をおいて洗い直してください。
肌に吹く前に確認しておきたい2点
1点目は肌の側の準備です。
国民生活センターは2019年9月、タトゥーシール11銘柄とフェイスペイント等9銘柄の合計20銘柄を対象にしたテストの結果を公表し、これらは化粧品のように安全性の基準等が定められた製品ではないと指摘しています。
同じテストにスプレー式の製品が含まれていたかは、公表資料からは分かりません。
ただ同センターは、アレルギー体質の人は成分表示をよく確認すること、肌に傷や湿疹などの異常がある場合は使用しないこと、事前に腕の内側などの目立たない部分で使用テストをすることを消費者へのアドバイスとして挙げています。
赤み・腫れ・かゆみなどが出た場合は使用をやめ、皮膚科医に相談してください。
子どもの皮膚は大人より表皮が薄いため、より注意が必要だとされています。
2点目は行く先の規則です。
温泉・プール・ジムのタトゥーに関する規則は施設ごとに異なり、覆えば利用できると決まっているわけではありません。
宿なら予約の電話で伝え、日帰りの施設なら公式サイトの利用規約を読み、それでも書かれていなければ受付で申告してください。
とくに湯やプールに入る場面では、吹き付けたものが落ちる前提で考える必要があります。
覆う手段そのものをカバー力から比べたい場合は、カバー力で選ぶタイプ別の比較基準で解説しています。
よくある質問
服に色が移りますか
乾く前に触れれば移ります。
乾いたあとでも、強くこすれる部分では移る場合があるため、白や淡い色の服を着る日は、袖や襟が当たる位置まで吹き広げない組み立てにしてください。
心配な範囲は布で覆うほうが色移りの不安が消えます。
汗をかく場面でも使えますか
製品の表示によります。
防水や汗に強いことをうたう製品もありますが、その表記は水に触れた場合の話で、タオルで拭く動作には別に弱いことがあります。
汗を拭く必要がある日は、押さえるように拭くと擦れる回数を減らせます。
スプレーと塗るタイプはどちらを買えばいいですか
覆いたい範囲で決めてください。
手のひらより広い範囲を一度に覆うならスプレー、それより狭い絵柄を濃く覆うなら塗るタイプです。
腕全体のように広い範囲と、指先のように狭い範囲の両方があるなら、広い面をスプレーで覆い、細かい部分を塗るタイプで足す組み合わせも成り立ちます。
スプレーで覆えば絵柄は完全に見えなくなりますか
絵柄の濃さと色で変わります。
黒く濃い線や広い塗り込みは、薄い層を1回吹いただけでは透けます。
重ねれば隠れる度合いは上がりますが、層が厚くなるほど擦れに弱くなるため、濃い絵柄を確実に覆いたいなら、貼るタイプや布で覆うタイプと組み合わせる前提で考えてください。
まとめ
吹き付けるタイプを選ぶ判断は、隠したい範囲の広さでほぼ決まります。
手のひらより広い面を一度に覆いたいならスプレー、狭い絵柄を濃く覆いたいなら塗るタイプ、こすれる部位や長時間なら布で覆うタイプに移してください。
色は覆いたい部位そのもので試し、絵柄の輪郭より外へ薄く広げると境目が読みにくくなります。
持ちは部位と汗とこすれで変わるので、日数では考えないでください。
ぜひ本記事の範囲の広さによる使い分けと境目の作り方を参考に、当日の服装と行く先の規則に合う手段を選んでください。



