結婚式・フォーマル向けタトゥー隠しアイテム7選|ドレスにも安心

ポストに届いた、友人からの結婚式の招待状。封を開けて「招待」の文字を見た瞬間、嬉しい気持ちと一緒に、ズシッとした重たい不安が胸に広がるのを感じたことはありませんか? 「あの子の晴れ姿、絶対に見たい。でも…何を着ていけばいいんだろう」
結婚式や披露宴といったフォーマルな場は、普段の生活とは違い、肌の露出が多いドレスを着る機会が増えます。背中が大きく開いたデザインや、ノースリーブのワンピース。どれも素敵ですが、タトゥーを入れている私たちにとっては、袖を通すのに少し勇気がいるアイテムばかりですよね。
特に、新郎新婦のご親族や、会社の上司も同席する場では、「ファッションだから」という言い訳が通用しづらい空気があります。もし、感動的なスピーチの最中に、私の背中のタトゥーがチラッと見えてしまったら…。主役の二人に迷惑をかけてしまうかもしれない。そんな想像をして、せっかくのお祝いムードを楽しめなくなってしまうのは、本当に悲しいことです。
私自身、20代の頃は結婚式があるたびに「着物(振袖)」で逃げていました。全身を覆える安心感はありましたが、夏場の参列は暑くて倒れそうでしたし、着付け代もバカになりません。「もっと自由に、みんなと同じようにドレスでおしゃれがしたい」と、何度思ったかわかりません。
でも、今は違います。優秀なタトゥー隠しアイテムと、ちょっとした工夫さえあれば、どんなデザインのドレスも諦める必要はないんです。大切なのは、「崩れないこと」と「衣装を汚さないこと」。この2点さえ押さえれば、誰よりも華やかに装うことだってできます。
この記事では、結婚式という特別な日にふさわしい、失敗知らずのタトゥー隠しアイテムを7つ厳選しました。さらに、レンタルドレスを汚して高額請求されないための防御策や、フラッシュ撮影でも白浮きしないプロの裏ワザもご紹介します。当日、心からの笑顔で「おめでとう」を言うために、一緒に準備を始めましょう。
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結婚式で「絶対にバレてはいけない」理由とマナー
アイテムを選ぶ前に、まず「なぜそこまで完璧に隠す必要があるのか」を整理しておきましょう。ここを理解していないと、アイテム選びの基準がブレてしまいます。
親族や年配ゲストへの配慮
最近はタトゥーに対して寛容な風潮もありますが、結婚式は幅広い年代の方が集まる場です。特に新郎新婦のご両親や祖父母世代の中には、タトゥーに対して「怖い」「反社会的」というイメージを強く持っている方もいらっしゃいます。 主役はあくまで新郎新婦。あなたのタトゥーが話題の中心になったり、誰かを不快にさせてしまったりすることは避けなければなりません。「マナーとして隠す」という姿勢は、新郎新婦への最大のお祝いでもあるのです。
「写真」という落とし穴
結婚式で最も恐ろしいのが、予測不能なカメラのアングルです。 友人が撮るスマホの写真、プロのカメラマンによるスナップ撮影。あらゆる角度からシャッターを切られます。 「自分では隠せているつもりだったけど、乾杯で腕を上げたら脇腹のタトゥーが丸見えだった」 「フラッシュの光で、ファンデーションを塗った部分だけが不自然に白く光ってしまった」 こういった失敗談は後を絶ちません。一生残る写真だからこそ、360度どこから見られても大丈夫な「鉄壁の守り」が必要です。
ドレスにも安心!フォーマル向けタトゥー隠しアイテム7選
それでは、ドレスアップした姿を損なわず、かつ確実にタトゥーを隠せる優秀なアイテムをご紹介します。今回は「肌に塗る・貼るタイプ」と「身につけるタイプ」の2軸で選出しました。
【塗る・貼る部門】素肌感を演出したいなら
1. マーシュフィールド|SC ボディカバーファンデ アザや傷痕隠しのプロフェッショナル用コスメ。カバー力が桁違いに高く、濃い色のタトゥーもしっかり消せます。素晴らしいのはその「定着力」。きちんとパウダーで仕上げれば、ドレスの擦れにも強く、長時間のお呼ばれでも崩れにくいです。背中やデコルテなど、広範囲を自然に見せたい時に最適です。
2. 肌かくしーと 「貼るだけ」の手軽さが魅力の極薄シール。結婚式当日は美容院に行ったり、受付を頼まれたりとバタバタしがちなので、時間をかけずに隠せるシールは重宝します。水に強いので、感動して涙を流したり、緊張して汗をかいたりしても剥がれる心配がありません。マットな質感のものを選べば、フラッシュ撮影でもテカリにくいですよ。
3. ダーマコル|メイクアップカバー ヨーロッパ発の超高カバーファンデーション。少量で驚くほど伸びるので、腕や足の広範囲を隠すのに向いています。防水性が高いので、二次会まで長時間続く場合でも安心。ただし、油分が多めなので、必ずフィニッシングパウダーとセットで使ってください。
4. 舞台屋|ドーリーコスメ ボディ用 スプレーやリキッドタイプで、全身を均一な肌色に整えてくれます。特に「背中ニキビも一緒に隠したい」という場合に便利。肌全体がトーンアップして見えるので、まるでエステ帰りのような美しい背中を演出できます。
【羽織る・着る部門】物理的にガードして華やかに
5. レースボレロ・ショール 「隠している」と思わせずに隠す、最強のファッションアイテムです。 おすすめは、袖のあるボレロタイプ。二の腕のタトゥーを完全に隠せます。透け感のあるレース素材を選ぶ場合は、下にファンデーションテープを貼った上で羽織れば、レースの柄がカモフラージュになって絶対に見えません。ショールは食事中にずり落ちてくるリスクがあるので、ボレロの方が安心感は高いかもしれません。
6. ロンググローブ(サテン・レース) 手首から肘にかけてタトゥーがある場合、ロンググローブは救世主です。クラシカルで上品な印象を与えられるので、フォーマルな場にはぴったり。「ネイルを見せたい」という方は、指先がないフィンガーレスタイプを選ぶと良いでしょう。挙式から披露宴までつけっぱなしでも違和感がありません。
7. 肌色タトゥー隠しサポーター(ベージュ) 「どうしても肌荒れしていてメイクができない」という時の最終手段。最近はストッキングのような薄手の素材で作られた、目立ちにくいサポーターがあります。これを着用した上から、長袖のパーティードレスやジャケットを着れば完璧です。手首の隙間からチラ見えするのを防ぐインナーとしても優秀です。
レンタルドレスを汚さないための「防御テクニック」
結婚式でレンタルドレスを利用する方も多いと思いますが、一番怖いのが**「ファンデーションの汚れ」**です。もしドレスにべっとりとファンデが付いてしまったら、数万円のクリーニング代を請求されることも…。 そんな悲劇を防ぐための、プロ直伝の裏ワザを教えます。
「ベビーパウダー」でサラサラに仕上げる
ファンデーションやコンシーラーを塗った後、必ずベビーパウダー(またはクリアパウダー)を大量にはたいてください。 「これでもか!」というくらい粉を乗せ、余分な粉をブラシで払う。そして最後に水を霧吹きでかけてティッシュで押さえる。 この工程を挟むことで、表面がサラサラになり、ドレスの裏地に色が移るのを劇的に防げます。友人とハグをした時に相手のドレスを汚してしまうリスクも減らせます。
「医療用フィルム」でコーティングする
これが最も確実な方法です。 ファンデーションで綺麗に隠した後、その上から**「透明な防水フィルム(ドレッシング材)」**を貼ってしまいます。 これなら、物理的にドレスとファンデが接触しないので、絶対に汚れません。透明なのでメイクの仕上がりも見えますし、光沢の少ないタイプを選べば目立ちません。ドラッグストアの絆創膏売り場で「防水フィルム」として売っています。
「スプレー」はドレスを着る前に!
スプレータイプのファンデーションを使う場合は、必ず**「下着姿の段階」**で使用し、完全に乾いてからドレスを着てください。 着替えた後に「あ、ちょっと塗り直そう」とシューッとするのは厳禁です。微細な粒子が舞って、ドレスの裾や周りの友人の服に付着する可能性があります。お直しは固形のコンシーラーかパウダーで行いましょう。
まとめ|準備さえすれば、あなたは誰よりも輝ける
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
結婚式にお呼ばれした時、「タトゥーがあるから行きたくないな…」と一瞬でも思ってしまうその気持ち、本当によくわかります。祝福したい気持ちと、自分のタトゥーに対する引け目。その葛藤は、タトゥーを入れている人にしか分からない悩みかもしれません。
でも、今日ご紹介したアイテムやテクニックを使えば、その不安は「自信」に変えられます。 綺麗に隠せた背中は、ドレス姿をより美しく見せてくれるでしょう。 汚れ対策を万全にすれば、心からリラックスして食事や会話を楽しめるでしょう。
「隠す」という行為は、決してネガティブなことではありません。それは、新郎新婦への「おめでとう」の気持ちを形にした、立派なマナーです。 だからどうか、堂々と参列してください。 しっかりと準備をしたあなたは、誰に遠慮することなく、その場の幸せな空気を全身で感じることができるはずです。
最高の笑顔で、友人の門出を祝ってきてくださいね。素敵な一日になりますように!
