タトゥーシール2025年12月5日

タトゥーシールと日焼け止めの併用はOK？正しい使い方3選

「海でタトゥーシールを貼りたいけど、日焼け止めを塗ったら剥がれちゃうかな？」「シールを貼った場所だけ日焼けしなくて、変な跡が残ったらどうしよう…」

露出が増える夏こそ、タトゥーシール（フェイクタトゥー）が一番映える季節です。しかし、同時に強烈な紫外線との戦いでもあります。肌を守るために日焼け止めは必須ですが、シールとの相性は最悪と言っても過言ではありません。

多くの日焼け止めに含まれる「油分」は、シールの粘着力を無効化してしまう天敵です。私自身、過去に日焼け止めを全身にたっぷり塗った後、その上から意気揚々とタトゥーシールを貼ろうとしたことがありますが、全くくっつかずにシールが滑り落ちてしまい、1枚無駄にしてしまったという悲しい経験があります。逆に、シールを貼った上からクリームタイプの日焼け止めをグリグリ塗り込んでしまい、デザインがドロドロに溶けてしまったことも…。

結論から言うと、タトゥーシールと日焼け止めの併用は「OK」です。 ただし、**「塗る順番」と「日焼け止めのタイプ」**を間違えると、シールは一瞬でダメになりますし、最悪の場合は肌トラブルの原因にもなります。

この記事では、夏の日差しから肌を守りつつ、タトゥーシールを一日中キープするための「正しい併用テクニック」を3つご紹介します。さらに、シールを剥がした後にくっきり残ってしまう「逆日焼け（日焼け跡）」を防ぐ方法や、あえて楽しむ方法についても解説。正しい知識で武装して、太陽の下で思いっきり肌見せファッションを楽しみましょう！

なぜ日焼け止めでシールが剥がれるの？

対策の前に、失敗の原因を知っておきましょう。

原因は「油分」によるコーティング

タトゥーシールは、肌の表面に密着することで定着します。しかし、日焼け止め（特に乳液・クリームタイプ）を先に塗ると、肌の表面に油の膜ができてしまいます。その上からシールを貼ろうとしても、油膜が邪魔をして粘着剤が肌に届かず、ツルツルと滑って定着しないのです。

シールの上から塗ると「溶ける」リスク

逆に、シールの上から油分の多い日焼け止めを塗り込むと、今度はシールの素材（樹脂）やインクが油分と反応して溶け出したり、端から油が入り込んで剥がれやすくなったりします。

絶対に失敗しない！正しい併用テクニック3選

それでは、シールも肌も守るための具体的な手順をご紹介します。

1. 鉄則！「シールが先、日焼け止めは後」

これが最大のポイントです。絶対にこの順番を守ってください。

手順：

脱脂（だっし）： 貼りたい部分を石鹸で洗うか、アルコール綿で拭き取り、日焼け止めや皮脂を完全に除去します。
シールを貼る： 清潔で乾いた肌にシールを貼り、完全に乾くまで待ちます。
日焼け止めを塗る： シールが定着してから、その**「周り」**に日焼け止めを塗ります。シールの上にはなるべく触れないようにするのがベストです。

2. シールの上からは「スプレータイプ」を使う

「シールの部分だけ焼けてしまうのでは？」と心配な場合は、シールの上から**「スプレータイプの日焼け止め」**を吹きかけます。

メリット：

摩擦ゼロ： 手でこする必要がないので、物理的にシールが剥がれません。
油分が少ない： サラサラしたタイプが多いので、シールへのダメージが最小限です。
髪にも使える： 髪や頭皮の日焼け対策と兼用できるので、イベント時に便利です。

注意点： 至近距離で噴射すると、液だれしてシミになることがあります。必ず20cmほど離して、ふんわりと纏わせるようにスプレーしてください。

3. 「ジェルタイプ」で摩擦を減らす

スプレーがない場合は、**「水感ジェル」や「ローションタイプ」**の日焼け止めを選びましょう。

選び方： パッケージに「ジェル」「ウォータリー」「サラサラ」と書かれているものを選んでください。「ミルク」「クリーム」「高保湿」は油分が多いので避けます。

塗り方： シールの上だけは、指の腹を使って**「ポンポンと優しく叩き込む（スタンプ塗り）」**ように乗せます。決して横に擦ってはいけません。

「日焼け跡（逆タトゥー）」問題の対処法

夏にタトゥーシールを貼ると、剥がした後にシールの形に白く残る（周りだけ日焼けする）現象が起きます。これをどう捉えるかで対策が変わります。

パターンA：絶対に跡を残したくない場合

UVカット効果のあるシールを選ぶ： 紫外線を透過しにくい素材のシールなら、その下の肌は守られます。
こまめな塗り直し： スプレータイプの日焼け止めを、シールの上から1時間おきに吹きかけます。
短時間で剥がす： 日差しが強い時間帯（10時〜14時）だけ貼り、夕方には剥がして全体を焼く、などの調整が必要です。

パターンB：あえて跡を楽しむ「ステンシル日焼け」

海外では、あえてシールを貼って日焼けし、剥がした後の白い跡を「天然のホワイトタトゥー」として楽しむ**「Sunburn Art（サンバーンアート）」**という遊び方があります。星やハートなどの単純な形のシールを貼り、綺麗に焼くと、一夏だけの思い出になります。ただし、火傷レベルの日焼けにならないよう注意が必要です。