ボディペイント用絵の具の選び方|肌に使える種類の見分け方
ボディペイント用として売られている絵の具でも、パッケージに日本語の表示がないものがあります。
国民生活センターが2019年にタトゥーシール11銘柄とフェイスペイント等9銘柄を調べたところ、日本語表示がなかったのは20銘柄中12銘柄でした。
皮膚についての注意表示があったのは、日本語表示のあった8銘柄のうち5銘柄だけです。
絵の具の発色より先に、その製品が何用と書かれているかを見るところから選び方が変わります。本記事では、人体用の表示の見分け方・リキッドとクリームの塗り分け・落とし方の確認手順を解説します。

タトゥーシールLab編集部
「タトゥーシールラボ」は、タトゥーを自然に隠す方法から、おしゃれに楽しめるタトゥーシール、イベント映えするボディーペイントまで幅広く紹介する情報サイトです。用途やシーンに合わせた選び方や活用術をわかりやすく解説し、あなたのライフスタイルに合う最適なアイテム探しをサポートします。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
ボディペイントの絵の具は、人体用と書かれているかで最初に分かれます
画材売り場のアクリル絵の具やポスターカラーは、紙や布に色を定着させるために作られた製品で、肌に塗ることを想定した使用方法も注意書きも書かれていません。まず選ぶ対象を、フェイスペイント用・ボディペイント用として販売されているものに限ってください。
ただし人体用と書かれていれば安心という話にはなりません。
国民生活センターは、タトゥーシールやフェイスペイントは化粧品のように安全性の基準等が定められた製品ではないと指摘しています。
同じテストでは、化粧品への配合が認められていないタール色素が表示されていた銘柄が1銘柄、粘膜に使用されない化粧品にのみ配合できる色素の表示が2銘柄ありました。
つまり人体用の表示は入口の条件であって、そこから先は成分表示と注意表示が読める製品かどうかで絞り込むことになります。
日本語の表示が一切ない輸入品は、使用方法も対象年齢も落とし方も分からないまま塗ることになります。イベント当日に困るのは、実は塗るときではなく落とすときです。
ボディペイント用の絵の具は剤形で4タイプに分かれます
同じ「ボディペイント用」の棚に並んでいても、中身の固さが違えば塗り方も落とし方も変わります。剤形は大きく4タイプです。
リキッド(液状)
水で溶いて筆やスポンジで広げるタイプで、薄く伸びるので腕や背中のように広い面積を一色で塗る用途に向きます。
乾く前に触ると手や服に移るため、塗り終わってから乾かす時間を工程に入れておいてください。
細い線を描くなら筆先の細いものが別に必要です。
クリーム・グリース状
硬さがあって隠蔽力が高く、肌色を作ったり、輪郭のはっきりした模様を描いたりする用途に向きます。
油分が残るので、上からベビーパウダーなどで押さえないと衣類や寝具に色が移ります。
狭い範囲を濃く塗る場面ではこのタイプが扱いやすいでしょう。
スティック・クレヨン型
容器から出してそのまま肌に描けるので、道具を並べずに済みます。
太さが決まっているため細部は苦手ですが、子どものほおに小さな模様を入れる程度なら、これだけで足ります。
100円ショップの品ぞろえは時期と店舗で変わるので、当日までの日数に余裕がないならダイソーで買えるボディペイント用品の実際で解説している売り場の探し方から見当を付けてください。
スプレー
広い面積を短時間で塗れる一方、輪郭を出すには型紙が必要になります。霧が飛ぶので屋外か換気できる場所で使い、顔に向けて噴射しないでください。
絵の具のタイプ別に、向いている場面と向かない場面
| タイプ | 塗り方の特徴 | 向いている場面 | 向かない場面 |
|---|---|---|---|
| リキッド | 筆やスポンジで薄く広げる。乾かす時間が要る | 腕・脚・背中など広い面積の下地 | 着替え直前の短時間仕上げ |
| クリーム・グリース | 厚みが出て隠蔽力が高い。粉で押さえる | 輪郭のある模様、肌色を作る作業 | 白い服を着る予定があるとき |
| スティック・クレヨン | 直接描ける。太さが固定 | ほおや手の甲などの小さな模様 | 細い線や広い塗りつぶし |
| スプレー | 霧で広範囲を一度に塗る | 全身の色替え、型紙を使う模様 | 屋内の狭い場所、顔まわり |
この表で読者の条件と合わないなら、そもそもペイント以外の方法が合っている場合もあります。決まった絵柄を短時間で入れたいだけなら、絵の具を揃えるよりシール・ペン・ジャグアという手段の違いで解説している方式から選んだほうが手数が少なくなります。
画材の絵の具を肌に塗る選び方は落とす段階でつまずきます
アクリル絵の具は乾くと水に溶けない膜になります。
紙の上ではそれが利点ですが、肌の上では落とすときに強くこすることになり、国民生活センターも除去の際の肌トラブルに注意を呼びかけています。
除光液やアルコールでこすって落とす方法は勧められません。
加えて、肌は関節を曲げるたびに伸び縮みします。
硬い膜は追随できず、ひじや手首の内側から先に割れて欠けていきます。
塗り直そうとしても、欠けた縁の段差はそのまま残ります。
ポスターカラーのように水で落ちるものであっても、人体に使う前提の注意表示がない点は同じです。表示がなければ、アレルギー体質の人が避けるべき成分が入っているかどうかを確認する方法がありません。
塗る面積と部位を先に測ると、必要な容量が決まります
手の甲や顔の一部だけなら小容量で足りますが、腕全体や背中を塗るなら途中で色が尽きます。
塗る範囲の縦横をだいたいの実寸で押さえ、そのうえで容器の容量を見比べてください。
イベント中に塗り直す前提なら、その分も見込んでおくことになります。
部位の選び方も持ちを左右します。
ひじ・ひざ・手首のように曲がる場所、バッグのベルトが当たる肩、服の袖口がこすれる二の腕は、同じ絵の具でも早く欠けます。
汗をかく額や首も同様です。
目や口のまわりの粘膜には塗らないでください。
傷・湿疹・日焼け後の肌に使うと症状が悪化する可能性があるため、その部位は避けて構図を考えます。
肌に置く時間も先に決めてください。
撮影の数時間だけなのか、一日つけたままなのかで、必要な量も落とす手間も変わります。
長時間の接触や接触の繰り返しが皮膚刺激につながる場合があると指摘されている以上、必要な時間を過ぎたら落とすほうが負担は小さくなります。
絵の具の落とし方は、買う前にパッケージの表示で確かめます
確認するのは1点だけで、水と石けんで落とせると書かれているか、専用リムーバーやクレンジングが必要と書かれているかです。後者なら、絵の具と一緒に落とすものも買っておかないと、当日の夜に手が止まります。
油分の多いクリームタイプは、水で流すより先にクレンジング料でなじませる手順を指示している製品があります。
その指示があるものを水でこすっても落ちず、こする力だけが増えていきます。
強くこする落とし方は肌を傷めるので、落ちにくいときは時間をかけて何度かなじませてください。
数日残す前提で絵柄を入れたいなら、絵の具では条件が合いません。落とすタイミングを自分で決められない方式との違いは、2週間消えないタトゥーシールと普通のシールの違いで解説しています。
肌に合うかどうかは、腕の内側の使用テストで先に確かめます
国民生活センターは、事前に腕の内側などの目立たない部分で使用テストをすることを勧めています。
当日の朝ではなく、前日までに済ませてください。
赤み・腫れ・かゆみ・痛み・刺激や黒ずみなどの異常が出た場合は使用を中止し、皮膚科医を受診してください。
同じテストでは、フェイスペイント等を含む20銘柄のうち、クロムが2銘柄、コバルトが9銘柄から検出され、ホルムアルデヒドはタトゥーシール3銘柄とフェイスペイント等1銘柄で検出されています。
金属アレルギーの陽性率が高い金属としてニッケルやコバルトが知られているため、アレルギー体質の人は成分表示を読んでから買うことになります。
表示のない製品を選ばない理由がここにあります。
子どもに使う場合はさらに条件が厳しくなります。子どもの皮膚は大人より表皮が薄く、皮膚障害が発生する可能性があるため、対象年齢の表示を確認し、塗る面積も小さくとどめてください。
よくある質問
画材のアクリル絵の具で代用できますか
肌に塗る用途では使わないでください。
人体に使うことを想定した使用方法も注意表示もなく、乾くと水に溶けない膜になるため、落とすときに強くこすることになります。
フェイスペイント用・ボディペイント用として売られているものから選んでください。
水で落とせる絵の具なら、汗をかいても大丈夫ですか
水で落とせる作りのものは、汗や雨でもにじむことがあります。
夏の屋外イベントやプールのように水に触れる予定があるなら、パッケージに耐水や防水についての記載があるかを確認してください。
記載があっても、こすれには弱い場合があります。
顔と体で同じ絵の具を使えますか
製品の表示に従ってください。
顔への使用可否や対象部位が書かれている製品があり、粘膜に使用されない化粧品にのみ配合できる色素が表示されていた銘柄も確認されています。
いずれの製品でも、目や口のまわりの粘膜には塗らないでください。
タトゥーシールとボディペイント、どちらを選べばいいですか
決まった絵柄をきれいに入れたいならシール、面積の大きい塗りや自分で描く模様ならボディペイントの絵の具が合います。両者の位置づけの違いはボディシールとタトゥーシールの違いで解説しています。
まとめ
ボディペイントの絵の具は、人体用と書かれた製品に絞り、そのうえで塗る面積と部位に合う剤形を選ぶという順序で決まります。
広い面積ならリキッド、輪郭のある模様ならクリーム、小さな模様ならスティックという分かれ方で、落とし方の表示は買う前に読んでおいてください。
安全性の基準が定められた製品ではないという前提は、どのタイプでも変わりません。
ぜひ本記事の表示の見分け方と使用テストの手順を参考に、当日の絵柄と落とす段取りまで決めてから買いそろえてください。



