ボディペイント用絵の具の選び方|肌に使える種類の見分け方
ボディペイントをやってみたいけれど、画材屋に並んでいる絵の具を肌に塗っていいのか分からない。検索してこのページに来た人の多くは、そこで手が止まっています。
結論から書きます。
絵の具選びは「肌に使う前提で作られた製品か」と「どうやって落とすと書かれているか」の2点でほぼ絞れます。
発色や色数は、その2つを満たした中から選べば十分です。

タトゥーシールLab編集部
「タトゥーシールラボ」は、タトゥーを自然に隠す方法から、おしゃれに楽しめるタトゥーシール、イベント映えするボディーペイントまで幅広く紹介する情報サイトです。用途やシーンに合わせた選び方や活用術をわかりやすく解説し、あなたのライフスタイルに合う最適なアイテム探しをサポートします。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
結論|ボディペイントの絵の具は3つの軸で絞る
見るべき順番は決まっています。
用途表示
パッケージに肌へ使う製品として書かれているか。紙・工作用と書かれた画材は肌に塗る想定ではありません
- 落とし方:水で落とせるのか、専用のクレンジングが必要なのか
- 塗る面積と形状:顔にワンポイントか、腕や背中まで広く塗るのか
この順に見ると、候補は自然に減ります。逆に色数や価格帯から選び始めると、肌に使えない製品が最初に候補に入ってしまいます。
もうひとつ前提として知っておきたいことがあります。
国民生活センターが2019年9月18日に公表した注意喚起では、タトゥーシールやフェイスペイントは化粧品のように安全性の基準等が定められた製品ではないと指摘されています。
「肌用」と書かれていても、化粧品と同じ枠組みで管理されているわけではない、ということです。
軸1|ボディペイント用として作られた製品かを見る
いちばん効く判断材料は、パッケージの用途表示です。肌に塗る前提で作られた製品なら、使用方法と落とし方、そして肌に関する注意が書かれています。
日本語の表示があるかを先に見る
先の国民生活センターのテストでは、タトゥーシール11銘柄とフェイスペイント等9銘柄、合計20銘柄のうち12銘柄に日本語表示がありませんでした。さらに日本語表示のあった8銘柄でも、皮膚に関する注意表示があったのは5銘柄だけでした。
日本語で使用方法と注意が読める製品を選ぶ。これだけで判断の材料が増えます。
紙用の画材を肌に使わない
水彩絵の具、ポスターカラー、アクリル絵の具。
これらは紙や布に色をのせるための製品で、肌に塗る用途は想定されていません。
用途表示が「紙・工作用」なら、その製品は候補から外してください。
向いている人
:初めてボディペイントをする人全員。ここは選択の余地がありません。
軸2|落とし方でボディペイント用絵の具を絞る
塗るときより、落とすときのほうが肌に負担がかかります。国民生活センターの注意喚起も、除去の際の肌トラブルに触れています。
水で落とせると書かれたタイプ
洗面所で流せるので、子どものイベントや初めて使う場面に向きます。
ただし汗や雨で意図せず流れることもあります。
屋外の長時間には不安が残ります。
専用のクレンジングが必要と書かれたタイプ
こすれや汗に強い傾向がありますが、落とす手間が増えます。製品が指定するリムーバーやクレンジングを一緒に用意しておかないと、当日に強くこする結果になりがちです。
向いている人
:撮影やステージで数時間キープしたい人。逆に、その日のうちにさっと落として帰りたいなら水で落とせるタイプです。
軸3|塗る面積と形状で選ぶ
面積が変わると、使いやすい形状も変わります。
細い線やワンポイント
スティック状やクレヨン状は、そのまま描けて手が汚れにくい形です。細部の描き分けには筆を使うリキッドやクリームのほうが向きます。
腕や背中を広く塗る
広い面はリキッドやクリームをスポンジで伸ばす形が現実的です。スティック状で全面を塗ると、時間も本数もかかります。
向いている人
:顔にワンポイントだけならスティック状。全身に近い面積ならリキッドやクリーム、または吹き付けるタイプを検討します。
タイプ別比較|ボディペイントの絵の具と代わりになる選択肢
| タイプ | 向いている場面 | 弱いところ |
|---|---|---|
| 水で落とせると書かれたリキッド・クリーム | 子どものイベント、初めての使用、短時間 | 汗や雨で流れやすい。こすれにも弱い傾向 |
| 専用クレンジングが必要と書かれたタイプ | 撮影、ステージ、長めの時間キープしたい場面 | 落とす手間が増える。専用品の用意が前提 |
| スティック・クレヨン状 | 顔のワンポイント、細い線、持ち運び | 広い面積には向かない。均一に塗りにくい |
| 吹き付けるスプレー | 広い面積を一気に色づける | 周囲に飛ぶ。細部の描き込みができない |
| 紙・工作用の画材(水彩、アクリル等) | 紙や布。肌への使用は想定されていない | 肌に使う製品として作られていない |
| タトゥーシール(絵の具を使わない選択肢) | 柄をきれいに出したい、絵が描けない | 柄が決まっている。貼れる位置とサイズに制限 |
| 肌色のフィルムやコンシーラー(隠す方向) | 既にある柄を目立たなくしたい | 肌色が合わないと逆に目立つ |
「自分で描く自信がない」なら、絵の具にこだわらない手もあります。
柄が決まっているシールなら仕上がりが読めます。
ハートのタトゥーシールの選び方や星のタトゥーシールの選び方のように、モチーフから絞る方法もあります。
細い線の柄が好みなら月のタトゥーシールの選び方、直線的な柄がよければ十字架のタトゥーシールの選び方も見ておいてください。
ボディペイントの絵の具選びでやりがちな失敗
色数と価格だけで決める
色が多いパレットは魅力的に見えます。
ただ、用途表示を読まずに選ぶと、肌に使う前提のない製品を買ってしまいます。
順番を逆にしないこと。
パッチテストをしないで本番に塗る
国民生活センターは、事前に腕の内側などの目立たない部分で使用テストをするよう案内しています。イベント当日に初めて開封する予定なら、数日前に少量で確認しておく段取りに変えてください。
落とすものを用意していない
落ちないと焦って強くこする。これが肌への負担になります。買う時点で、落とし方の記載と必要な道具をセットで確認します。
肌に異常があるまま使う
傷や湿疹がある部分には使わない、と国民生活センターも明記しています。症状を悪化させる可能性があるためです。
買う前に確認すること
日本語の使用方法と注意表示
使い方、剥がし方・落とし方、使用上の注意が読めるか
成分表示
アレルギー体質の人は特に確認します。2019年のテストでは、配合成分が表示されていた8銘柄のうち1銘柄に化粧品への配合が認められていないタール色素の表示、2銘柄に粘膜に使用されない化粧品にのみ配合可能な色素の表示がありました
対象年齢
子どもの皮膚は大人に比べて表皮が薄く、皮膚障害が発生する可能性があると指摘されています。子どもに使うならより慎重に
容量と塗る面積
顔のワンポイントならエントリー向けの少量、全身に近い面積なら容量の多いタイプ
同じテストでは、タトゥーシール3銘柄とフェイスペイント等1銘柄にホルムアルデヒドが検出されています。検出された濃度で直ちに皮膚刺激を起こすほどではないものの、長時間の接触や接触の繰り返しにより皮膚刺激やアレルギー性接触皮膚炎を引き起こす場合があると考えられる、という評価でした。
金属についても、クロムが2銘柄、コバルトが9銘柄で検出されています。金属アレルギーの陽性率が高い金属としては、金、ニッケル、水銀、クロム、コバルトが知られています。
身近な店で探す場合、取扱いは店舗により異なります。100円ショップで何が手に入るかはダイソーなど100均で買えるボディペイント用品の実際にまとめています。
よくある質問
学校で使う水彩絵の具やアクリル絵の具でボディペイントできますか
それらは紙や布に塗るための画材で、肌に使う前提で作られていません。用途表示に肌への使用が書かれていない製品は避けてください。
ボディペイントは何日くらい残りますか
製品のタイプと肌質、汗やこすれの量で変わるため、日数を言い切ることはできません。パッケージに書かれた落とし方と、目立たない部分での事前テストで見当をつけるのが現実的です。
ヘナやジャグアの製品は絵の具の代わりになりますか
成分表示の確認が前提になります。国民生活センターが2026年5月20日に公表した注意喚起は毛染め用のヘナ製品についてのものですが、そこでは、ヘナを配合しながら人体への使用を前提とせず、かつら用等として販売されている雑貨扱いの製品が市場にあることが示されています。
テストしたかつら用3銘柄はすべてに酸化染料が含まれ、用途や検出された酸化染料の表示がない銘柄もありました。「ヘナ」という名前だけで判断しないほうがよい、ということです。
まとめ
次にやることは1つです。候補にしている製品のパッケージ表示を見て、肌に使う製品として日本語で使用方法と注意が書かれているかを確認してください。
そこを満たしたら、腕の内側で少量テストをしてから本番に進みます。赤み、腫れ、かゆみ、痛み、黒ずみなどの異常が出た場合は使用を中止し、皮膚科医を受診してください。
