フェイクタトゥーペンの選び方|にじまない描き方のコツ
検索すると、肌に直接線を引くペンタイプと、ダイソーの「乾式タトゥーシール」のように貼るだけのものが同じ結果に並びます。
ペンを選ぶかどうかを分けるのは、絵柄の自由度ではなく、その線を自分の手で引けるかどうかです。
ペンは下描きのない肌に細い線を引く道具なので、完成した絵柄をそのまま移せるシールとは失敗の出方が違います。
本記事では、ペンとシールで変わる失敗の出方・平らな範囲から決める絵柄の大きさ・国民生活センターが挙げた肌に描く前の使用テストを解説します。

タトゥーシールLab編集部
「タトゥーシールラボ」は、タトゥーを自然に隠す方法から、おしゃれに楽しめるタトゥーシール、イベント映えするボディーペイントまで幅広く紹介する情報サイトです。用途やシーンに合わせた選び方や活用術をわかりやすく解説し、あなたのライフスタイルに合う最適なアイテム探しをサポートします。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
線を自分で引けるかどうかで、ペンを選ぶかが決まります
ペンタイプを検討しているなら、買う前に紙で試してください。
描きたい絵柄を実寸で、しかも一発で、狙った位置に引けるかどうかを見ます。
肌は紙と違ってわずかに動きますし、腕の内側や肩に描く場合は手首の角度が普段と変わるので、紙で引けた線より太く、揺れやすくなります。
ここで線が思った場所に来ないなら、ペンではなくシールに切り替えたほうが仕上がりが揃います。
とくに文字と左右対称の柄は難しく、片方の翼だけ大きくなった蝶や、間隔がそろわないアルファベットは、離れて見てもすぐに分かります。
反対に、既製の柄に合うものが見つからない、指の内側のような狭い場所に小さな印だけ置きたいといった場合は、ペンでなければ実現できません。
技術の話ではなく、狙う絵柄の性質で決まる部分です。
ペン・シール・ジャグアは、絵柄の決まり方も消え方も違います
肌に描くペンタイプ
線を自分で引くので、絵柄も配置も自由になります。
そのかわり線幅はペン先の太さで決まってしまうため、細い柄を描きたいのに太字しかない、という組み合わせでは修正の余地がありません。
描き終えるまでの時間も、面積が広くなるほど伸びます。
絵柄を移すタトゥーシール
水で転写するタイプは、台紙を離した時点で位置が決まり、そのあと動かすことはできません。
ただし貼った直後なら剥がしてやり直せます(同じ絵柄は使えなくなります)。
水を使わない乾式は、その場で貼れるぶん、位置の直しがききにくいタイプです。
シールという呼び方の幅についてはボディシールとタトゥーシールの呼び分けで解説しています。
肌そのものが色づくジャグア
ジェルを塗って乾かすと、そのあと肌の側に色が出ます。
乾く前なら拭き取れますが、乾いて色が出はじめたあとは洗っても擦っても抜けません。
シールのように剥がして元に戻す、という考え方が通用しない方式です。
3タイプをまとめて見比べたい場合はフェイクタトゥーの3タイプの違いで解説しています。
条件から選ぶフェイクタトゥーのタイプ
| タイプ | 絵柄の決まり方 | 向いている条件 |
|---|---|---|
| 肌に描くペン | 自分で線を引く。線幅はペン先の太さで決まる | 既製の柄に合うものがない/文字や小さな印を狙った位置に置きたい |
| 水で転写するシール | 台紙の絵柄をそのまま移す。離した時点で位置が確定 | 仕上がりを揃えたい/複数人に同じ柄を配る |
| 乾式のシール | 絵柄は既製。水を使わずに貼る | 出先や当日、短い時間で済ませたい |
| ジャグア | 塗った形が乾いたあとに色づく | 同じ位置に置いたまま日をまたぐ前提で使いたい |
ペンが向かないのは、当日その場で急いで済ませたい人と、仕上がりを人に見せる前提で失敗を避けたい人です。
描く時間が読めず、線が乱れても隠せません。
逆にシールが向かないのは、貼りたい場所が指の側面のように狭くて曲がる場所しかない場合です。
ペン選びでずれやすいのは、線幅と落とし方の見立てです
選ぶときに見落とされやすいのが、ペン先の太さと落とし方の表示です。
太さは製品ごとに違い、細い柄を描く前提なのか、面を塗る前提なのかで別物になります。
パッケージに線幅の記載がない場合は、ペン先の形(筆状か、フェルト状の角があるか)を写真で見て判断してください。
落とし方は、買う前に読んでおく必要があります。
石けんとお湯で落ちる想定の製品と、専用のリムーバーや油分でなじませる想定の製品があり、後者を予定の詰まった日に使うと、翌朝に落としきれず困ります。
除光液やアルコールを含ませた綿で強くこすって落とす方法は勧めません。
皮膚をこする刺激そのものが肌トラブルの原因になるため、まずは製品側が指定している落とし方に従ってください。
対象年齢の表示も同じ場所に書かれていることが多いので、あわせて確認しておくと選び直しになりません。
描く部位の平らな範囲が、絵柄の大きさの上限になります
絵柄の大きさは好みではなく、貼ったり描いたりする場所の平らな範囲で決まります。
肘の外側、膝、手首の内側、鎖骨の上は、動かすと皮膚が伸び縮みするので、ペンで引いた線は途切れやすく、シールは端から浮きます。
二の腕の外側、肩、ふくらはぎ、背中の上のように、動かしても形が変わりにくい面のほうが結果は安定します。
ペンには、狭い場所に強いという性質があります。
指の側面や耳の後ろのような、シールの台紙が入らない場所でも線は引けます。
反対に手のひらほどの面積を埋めるとなると、インクの出方を均一に保つのが難しく、時間もかかります。
広い面を色で埋めたい場合は、そもそも道具の系列が違うので、肌に使えるボディペイント用絵の具の見分け方で解説している種類から選ぶほうが噛み合います。
サイズと部位の関係をシール側から確かめたい場合は、浮かせないサイズの基準もあわせて参考にしてください。
持ちと落とし方は、部位と水に触れるかで変わります
何日残るかは、製品の方式だけでは決まりません。
水に触れず、服や鞄でこすれない部位なら数日残ることがありますが、同じ製品でも手の甲のように洗う回数が多い場所では当日中に薄くなります。
汗、日焼け止め、衣服の摩擦のどれかが加わるだけで結果は変わるため、日数を前提に予定を立てるなら、本番の前に一度同じ部位で試しておいてください。
防水をうたう表記がある製品でも、水に浸かることと、こすれることは別の負荷です。
プールや入浴を挟む予定があるなら、その表記が「水がかかっても落ちにくい」なのか「浸水しても落ちない」なのかまで読み分ける必要があります。
長く残る前提の方式を探しているなら、2週間残るとされるタイプの仕組みで解説している方式との違いから見たほうが早く絞れます。
肌に描く前に確かめる表示と、目立たない場所での使用テスト
国民生活センターは2019年9月18日、インターネットで販売されているタトゥーシール11銘柄とフェイスペイント等9銘柄、合計20銘柄をテストし、これらは化粧品のように安全性の基準等が定められた製品ではないとしています。
20銘柄のうち12銘柄には日本語の表示がなく、皮膚に関する注意表示があったのは、日本語表示のあった8銘柄のうち5銘柄でした。
ホルムアルデヒドはタトゥーシール3銘柄とフェイスペイント等1銘柄から検出され、金属アレルギーの陽性率が高い金属のうちコバルトが9銘柄、クロムが2銘柄から確認されています。
ペンタイプはこのテストの対象ではありませんが、肌に色をのせる製品を選ぶときの確認手順は同じです。
同センターは、アレルギー体質の人は成分表示をよく確認すること、肌に傷や湿疹などの異常がある場合は使用しないこと、事前に腕の内側などの目立たない部分で使用テストをすることを挙げています。
子どもの皮膚は大人に比べて表皮が薄いため、より注意が必要とされています。
赤み・腫れ・かゆみ・痛み・黒ずみなどが出た場合は使用を中止し、皮膚科医を受診してください。
植物由来という表記も、そのまま安心の根拠にはなりません。
同センターは2026年5月20日、毛染め用のヘナ製品について、ヘナを配合しながら人体への使用を前提とせずかつら用として売られている雑貨扱いの製品があり、テストした3銘柄すべてに酸化染料が含まれていたと公表しています。
ボディアート用の製品を対象にした発表ではありませんが、名前だけで判断せず成分表示を読む理由にはなります。
よくある質問
ペンで描いたフェイクタトゥーはどれくらい残りますか
製品と肌質、描いた部位で変わります。
水に触れず、衣服でこすれない部位なら数日残ることがありますが、手や指のように洗う回数の多い場所では当日中に薄くなります。
日数を断定できる方式ではないと考えて予定を組んでください。
温泉やプールでタトゥーを隠す用途に使えますか
隠す目的には向きません。
ペンは肌に色をのせる道具なので、もとの絵柄を覆う用途では、肌色のシートを貼るタイプや塗るボディファンデーションのほうが噛み合います。
加えて、温泉・プール・ジムのタトゥーに関する規則は施設ごとに異なります。
覆えば利用できると決まっているわけではないので、予約の時点で施設に伝え、公式サイトの利用規約も確認してください。
100円ショップでペンタイプは買えますか
ダイソーの商品名として確認できるのは「乾式タトゥーシール」「ポイントタトゥーシール」「眉毛タトゥーシール」といった貼るタイプです。
ペンタイプの取扱いは店舗や時期によって変わるため、店頭で確かめてください。
100円ショップで手に入る範囲はダイソーで買えるボディペイント用品の実際で解説しています。
落とすときに除光液を使ってもいいですか
勧めません。
除光液やアルコールを含ませた綿で強くこすると、色より先に皮膚へ刺激が加わります。
製品に書かれている落とし方に従い、それで落ちにくい場合も、こする回数を増やすのではなく時間を置いてなじませてください。
まとめ
ペンを選ぶかどうかは、絵柄の自由度で決めるものではなく、その線を自分の手で一発で引けるかどうかで決まります。
紙で実寸を試して狙った位置に来ないなら、シールのほうが仕上がりは揃いますし、指の側面のようにシールの台紙が入らない場所ならペンでなければ描けません。
買う前に線幅と落とし方の表示を読み、描く場所の平らな範囲から絵柄の大きさを決めておけば、当日にやり直す事態は避けられます。
ぜひ本記事の線幅と部位の考え方を参考に、腕の内側での使用テストから始めてください。



