SHARE:

タトゥーシールは違法になる?法律とマナーの線引きを解説

タトゥーシールについて「違法」という言葉で調べると、上位に並ぶのは法律の解説ではなく、国民生活センターが2019年9月18日に公表した注意喚起です。そこには、タトゥーシールやフェイスペイントは化粧品のように安全性の基準等が定められた製品ではない、と書かれています。

同センターがテストした20銘柄のうち12銘柄には日本語の表示がなく、成分も注意書きも読めない状態で売られていました。

確かめる対象は条文ではなく、手元の商品に何が書かれているかです。

本記事では、化粧品の基準の外にある製品という位置づけ・パッケージで見る4項目・ヘナと書かれた製品の成分表示を解説します。

タトゥーシールLab編集部

「タトゥーシールラボ」は、タトゥーを自然に隠す方法から、おしゃれに楽しめるタトゥーシール、イベント映えするボディーペイントまで幅広く紹介する情報サイトです。用途やシーンに合わせた選び方や活用術をわかりやすく解説し、あなたのライフスタイルに合う最適なアイテム探しをサポートします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

「タトゥーシールは違法」で検索して出てくるのは、法律ではなく注意喚起

貼る行為を名指しで禁じた規定は確認できませんでした

一時的に肌へ貼るタトゥーシールそのものを禁じた法律は、公的機関が公表している資料の中では確認できませんでした。

この言葉で検索する人が気にしているのは、多くの場合まったく別の二つの心配です。

ひとつは成分や安全性がどんな枠組みで管理されているのか、もうひとつは温泉やプールに入るときに規則違反になるのかという点で、前者は製品表示の問題、後者は施設ごとの取り決めの問題なので、確認する場所が違います。

化粧品と同じ基準で管理されている製品ではありません

国民生活センターは、タトゥーシールやフェイスペイントを「化粧品のように安全性の基準等が定められた製品ではない」としています。

化粧品であれば配合できる色素の範囲や成分表示の書き方に決まりがありますが、雑貨として流通するタトゥーシールは同じ枠組みの外にあります。

違法かどうかを気にするより、その枠組みの外にある製品を選んでいるという前提で表示を読むほうが実際の役に立ちます。

タトゥーシールのパッケージで確かめる4項目

見る順番は決まっていて、日本語の表示があるかどうかから始めます。日本語表示がなければ、そのあとの3項目はそもそも読めません。

表示何が分かるかとくに見るべき人
日本語の表示成分・注意書きが読める製品かどうか全員
配合成分使われている色素や原料の名前アレルギー体質の人
皮膚に関する注意表示傷や湿疹のある肌への使用可否、異常が出たときの対応全員
対象年齢子どもに使ってよいとされているか子どもに使う人

この4項目が実際にどれだけ書かれているか

テストされた20銘柄のうち日本語表示があったのは8銘柄で、そのなかで皮膚に関する注意表示があったのは5銘柄でした。

表示の有無は製品によってばらつくため、パッケージを裏返して探す手間は省けません。

あわせて、使用方法と剥がし方の記載も読んでおいてください。

国民生活センターは、事前に腕の内側など目立たない部分で使用テストをすることも勧めています。

表示の内容が製品ごとにずれる理由

ずれる原因は、表示の書き方を統一するルールが適用されないところにあります。

配合成分が表示されていた8銘柄のうち1銘柄には、化粧品への配合が認められていないタール色素の表示があり、2銘柄には粘膜に使用されない化粧品にのみ配合可能な色素の表示がありました。

成分が書かれていても、化粧品と同じ基準で選ばれた色素とは限らないということです。

海外から輸入されたまま日本語のシールが貼られずに並ぶ商品も多く、通販では画像だけで成分欄が見つからないこともあります。

判断の順序としては、アレルギー体質であれば成分表示が読めない製品を候補から外す、そこまで気にしないなら少なくとも皮膚に関する注意表示と剥がし方の記載があるものを選ぶ、という二段構えになります。

海外通販サイトで買う場合の確認点はSHEINのタトゥーシールの安全性で解説しています。

表示を見ずにタトゥーシールを貼ったときに起きること

同じテストでは、タトゥーシール3銘柄とフェイスペイント等1銘柄からホルムアルデヒドが検出されました。

検出された濃度では直ちに皮膚刺激を起こすほどではないものの、長時間の接触または接触の繰り返しにより、皮膚刺激やアレルギー性接触皮膚炎を引き起こす場合があると考えられる、と評価されています。

金属では、金属アレルギーの陽性率が高いとされるクロムが2銘柄、コバルトが9銘柄から検出されました。

子どもに使う場合

子どもの皮膚は大人に比べて表皮が薄く、皮膚障害が発生する可能性があるため注意が必要とされています。

肌に傷や湿疹などの異常があるときは、症状を悪化させる可能性があるので使わないでください。

赤み・腫れ・かゆみ・痛み・黒ずみなどの異常が出た場合は使用を中止し、皮膚科医を受診してください。

剥がすときの刺激も含めた弱点はタトゥーシールのデメリットで解説しています。

「ヘナ」「ジャグア」と書かれた製品は表示の読み方が変わる

ジャグアやヘナは、絵柄を肌の表面へ移すシールとは別のもので、染料で肌そのものが色づきます。

乾く前なら拭き取れますが、乾いて色が出はじめたあとは洗っても擦っても抜けないため、シールのように剥がしてやり直すという考え方は通用しません。

方式ごとの違いは水式・乾式・ジャグアの違いで解説しています。

成分表示については、2026年5月20日に国民生活センターが毛染め用のヘナ製品について注意喚起を出しています。

これはヘアカラーリングを対象にした発表で、ボディアート用の製品を調べたものではありませんが、テストされたかつら用の3銘柄すべてに酸化染料が含まれ、使用方法に従って調製した状態で1.8〜3.0%の濃度だったと報告されています。

用途の表示がない銘柄や、検出された酸化染料が表示されていない銘柄もありました。

ヘナと名の付く製品でも人体への使用を前提としない雑貨扱いのものが市場にあるので、成分表示を読んでから買ってください。

タトゥーシールの表示はどこで確認できるか

店頭であればパッケージの裏面、輸入品なら後から貼られた日本語シールに成分と注意書きが載ります。

通販では商品ページの「商品仕様」や「素材・成分」の欄で、そこに記載がなければ出品者への問い合わせしか手段が残りません。

取扱いは店舗や時期によって変わるので、成分表示のある製品を選びたい場合は、店頭で裏面を見て選ぶほうが確認は済みます。

入浴施設やプール、ジムのタトゥーに関する規則は法律ではなく施設ごとの取り決めなので、公式サイトの利用規約を読み、書かれていなければ予約時に電話で伝えて確認してください。

覆えば入れると決まっているわけではありません。

貼るかどうかを迷っている段階なら向く場面と向かない場面もあわせて読めます。

よくある質問

タトゥーを隠して温泉に入るのは違法になりますか

施設の規則は法律ではなく事業者ごとの取り決めなので、違法という枠組みでは判断できません。

ただし規則で入場を断っている施設は実際にあり、覆っていれば認められるかどうかも施設ごとに違います。

予約の時点で電話やメールで伝えて、可否を確認してください。

子どもに貼らせても問題はありませんか

子どもの皮膚は大人より表皮が薄く、皮膚障害が起きる可能性があるため注意が必要とされています。

対象年齢の表示がある製品を選び、記載がなければ使わない判断もできます。

使う前に腕の内側などで試し、異常が出たらすぐに中止して皮膚科医に相談してください。

海外通販で買ったタトゥーシールは日本で使えますか

使用そのものを禁じる規定は確認できませんでした。

一方で、テストされた20銘柄のうち12銘柄には日本語の表示がなく、成分も注意書きも読めない状態でした。

日本語表示がない製品は、アレルギー体質の人が成分を確認する手段がないという点で選びにくくなります。

まとめ

タトゥーシールを違法かどうかで判断する材料は見つかりませんが、化粧品のように安全性の基準等が定められた製品ではないという公的な指摘があり、そのぶん表示のばらつきを自分で読む必要があります。

日本語の表示・配合成分・皮膚に関する注意表示・対象年齢の4項目を裏面で確かめ、読めない製品は候補から外すという順序で選べば、成分の分からないものを肌に長時間置く場面は減らせます。

ぜひ本記事の4項目の確認手順を参考に、パッケージを裏返してから買ってください。

あなたへのおすすめ