タトゥー隠し2025年12月5日

タトゥー隠し用スプレー＆パウダーおすすめ7選｜汗・皮脂に強くヨレにくい

背中やふくらはぎなど、広範囲に入ったタトゥーを隠さなければならない時、皆さんはどうしていますか？「コンシーラーでちまちま塗るのは時間がかかりすぎて途中で心が折れそうになる」「背中なんて自分で手が届かないし、誰かに頼むのも気が引ける」そんな風に、準備の段階でどっと疲れてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。

私も以前、背中のタトゥーを隠そうとして、鏡を2枚合わせながら必死にファンデーションを塗ったことがあります。でも、無理な体勢で腕がプルプル震えるし、確認してみたら塗りムラだらけ。おまけに、着ていたキャミソールにファンデーションがべっとりと付いてしまい、出かける前からテンションが下がってしまいました。「もっと楽に、一気に隠せる魔法のような道具はないのかな」と本気で思ったものです。

そんな「広範囲」や「手が届きにくい場所」の悩みを一発で解決してくれるのが、今回ご紹介する**「タトゥー隠し用スプレー（ボディファンデーションスプレー）」と「仕上げ用パウダー」**です。

スプレータイプの最大の魅力は、シューッと吹きかけるだけで、微細な粒子が肌に密着し、ムラなく均一なカバーができること。まるでエアブラシを使ったかのような仕上がりは、手塗りではなかなか再現できません。さらに、汗や皮脂に強い成分が配合されているものが多く、夏場のレジャーや長時間の外出でも「ドロドロ崩れ」を防いでくれます。

ただ、スプレーならではの難点もあります。「周りに飛び散って床が大変なことになる」「色が合わないと不自然に見える」といったトラブルも少なくありません。実は、スプレーを使いこなすにはちょっとしたコツと、相性の良いパウダーの存在が不可欠なんです。

この記事では、私が実際に試して「これは使える！」と確信したおすすめのスプレー＆パウダーを7つ厳選してご紹介します。さらに、部屋を汚さずに綺麗に仕上げる裏ワザや、服への色移りを防ぐ鉄壁のコーティング術も合わせお伝えします。これを読めば、もう背中のタトゥー隠しに何十分も格闘する必要はなくなりますよ。

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スプレー＆パウダーが「最強」と言われる理由

なぜ、プロのメイクアップアーティストや、頻繁にタトゥーを隠す必要がある人々はスプレーを選ぶのでしょうか？シールやコンシーラーとは違う、スプレーならではのメリットとデメリットをまずは理解しておきましょう。ここを知っておくと、購入後の「こんなはずじゃなかった」を防げます。

メリット：圧倒的な「時短」と「均一性」

一番の利点は、やはりスピードです。背中一面のタトゥーでも、スプレーなら数分でカバーできます。コンシーラーを少しずつ叩き込む時間に比べれば、その差は歴然ですよね。

そしてもう一つ重要なのが**「質感の均一さ」**です。手で塗るとどうしても指紋の跡や厚塗りのムラができやすいですが、スプレーは霧状の粒子が肌のキメに入り込むため、遠目で見ると素肌と見分けがつかないほど自然に仕上がります。特にグラデーションを自然に作りやすいので、塗った場所と塗っていない場所の境界線が目立ちにくいのも大きな特徴です。

デメリット：場所を選ぶ＆乾燥時間

一方で、注意すべき点もあります。スプレーは霧が舞うため、お風呂場や屋外、もしくは新聞紙を敷き詰めた部屋で使わないと、床や壁が肌色に染まってしまいます。また、スプレーした直後は液状なので、完全に乾くまで服を着ることができません。急いでいる時に半乾きのまま服を着てしまい、服の裏地を汚してしまった…という失敗談は本当によく聞きます。スプレーを使う時は、「時間に余裕を持つこと」が鉄則です。

タトゥー隠し用スプレー＆パウダーおすすめ7選

それでは、カバー力、耐久性、使いやすさの観点から厳選した7つのアイテムをご紹介します。「スプレーだけで隠す」のではなく、「スプレーで色を消し、パウダーで質感を整える」という使い方が基本になります。

【スプレー部門】一気に広範囲をカバー

1. CAKUSU（カクス）｜ボディ用スプレーファンデーション タトゥー隠しスプレー界の王道とも言える商品です。カバー力が非常に高く、濃い筋彫りでもしっかり隠れます。速乾性に優れており、乾いた後は擦れにも強いのが特徴。温泉やプールでも落ちにくいという口コミが多く、信頼性は抜群です。ただし、噴射力が強いので、最初は距離感をつかむ練習が必要かもしれません。

2. トミーリッチ｜アンダーアームファンデーション 元々は脇の黒ずみなどを隠すための商品ですが、タトゥー隠しにも絶大な効果を発揮します。微粒子パウダーが配合されており、スプレーなのにサラッとした仕上がりになるのが魅力。汗や水に強いウォータープルーフ処方なので、夏場の使用にも適しています。

3. マーシュフィールド｜SC ボディカバーファンデ アザ隠しの専門ブランドが出しているだけあって、色のバリエーションと肌への馴染みの良さはピカイチです。スプレータイプではありませんが、ボトルに入ったリキッドを専用のスポンジで伸ばすタイプや、スプレータイプも展開されています。特に「自分の肌色がなかなか見つからない」という色白さんや色黒さんにおすすめです。

4. 舞台屋｜ボディカラー プロの現場で使われるボディ用ファンデーション。これを100均などのスプレーボトルに詰め替えて使う上級者もいますが、そのままスポンジで広範囲に塗っても驚くほど伸びが良いです。発色が良く、一度塗りでかなり色が消えるので、厚塗りになりにくいのが嬉しいポイント。

【パウダー部門】崩れ防止と自然な質感の要

5. チャコット｜フィニッシングパウダー（マット） 前の記事でも紹介しましたが、やはりこれは外せません。スプレー後の「ペタペタ感」を一瞬で消し去り、サラサラのマット肌にしてくれます。防水性が非常に高く、汗をかいても水を弾いてくれるので、スプレーとセットで使うことで最強の防護壁になります。クリア（透明）タイプを選べば、どんな肌色のスプレーにも対応できますよ。

6. タイムシークレット｜ミネラルプレストパウダー 「外出先でちょっと直したい」という時に便利な、鏡付きのプレスト（固形）パウダー。カバー力自体が高いので、スプレーが薄くなってしまった部分にポンポンと重ねるだけで修正が可能です。皮脂崩れ防止成分が入っており、長時間サラサラが続きます。

7. イニスフリー｜ノーセバムミネラルパウダー 韓国コスメのド定番ですが、実はタトゥー隠しの仕上げに最適です。粒子が片栗粉のように細かく、余分な皮脂を吸着してくれます。サイズが小さいので、ポーチに入れて持ち運ぶのにぴったり。「あ、テカってきたかも」と思ったらすぐに抑えられるので、夏場の安心材料として一つ持っておくと便利です。

失敗しない！スプレーで完璧に隠すプロの工程

スプレーは「ただ吹きかければいい」というわけではありません。美しく、そして周りを汚さずに仕上げるための手順を解説します。

ステップ1：環境を整える（これが一番大事！）

まず、床に新聞紙やゴミ袋を広範囲に敷きます。できればお風呂場で換気扇を回しながら行うのがベストです。そして、隠したい部分の肌の油分を拭き取ります。もし産毛が濃い場所なら、事前に剃っておくとファンデーションの密着度が格段に上がり、仕上がりが綺麗になります。

ステップ2：スプレーは「薄く、何度も」

缶をよく振り、肌から20cmほど離してスプレーします。この時、一箇所に集中して吹きかけないことが最大のコツです。「シューッ」と一点集中するのではなく、「サッ、サッ」と腕を動かしながら薄い層を重ねていきます。一度目は色が透けていても構いません。少し乾かして（ドライヤーの冷風を使うと早いです）、また薄く重ねる。これを3〜4回繰り返すことで、液垂れせず、厚塗り感のないカバー層が出来上がります。

ステップ3：パウダーで「フィックス」する

色が隠れたら、完全に乾く前にパウダーを大量にはたきます。「ちょっとつけすぎかな？」と思うくらいで丁度いいです。パフで粉を押し付けるように定着させ、最後に余分な粉を大きなブラシで払い落とします。最後に水を霧吹きで軽くかけ、ティッシュで優しく押さえれば、服に色移りしにくい鉄壁の肌の完成です。

よくある悩みと解決策（Q&A）

Q. 背中のスプレー、一人でやるコツはありますか？

A. 背中は本当に難関ですよね。一人でやる場合のコツは、床に新聞紙を敷き、その上にスプレー缶を置いて固定し、**「自分が動く」**という荒技があります（笑）。もしくは、大きめの鏡を背後に置き、手鏡で確認しながら行うのが確実です。ただ、正直なところ背中はムラになりやすいので、可能なら家族や友人に頼むのが一番綺麗で早いです。「ちょっとこれ吹きかけてくれない？」と頼める相手を見つけるのも、一つの対策かもしれません。

Q. スプレーした部分のひび割れが気になります。

A. 厚塗りしすぎると、肌の動きについていけずひび割れてしまいます。これを防ぐには、スプレーの回数を減らす代わりに、最初に**「オレンジ色のコンシーラー」でタトゥーの色味だけ消しておく**のが有効です。下地で色を中和しておけば、スプレーは薄づきで済むので、ひび割れのリスクが減ります。

Q. 落とす時はどうすればいいですか？

A. 耐水性が高いスプレーは、普通のボディソープではなかなか落ちません。無理にこすると肌を傷めてしまいます。落とす時は、必ず**「クレンジングオイル」**を使いましょう。乾いた肌にオイルをたっぷり馴染ませ、数分待ってファンデーションを浮かせてから、お湯で乳化させて洗い流します。その後、たっぷりと保湿クリームを塗って肌を労ってあげてくださいね。