タトゥーシールの仕組みとは?転写で色が移る原理を解説
ダイソーの売り場には「乾式タトゥーシール」という名前の商品が並んでいます。わざわざ乾式と書いてあるのは、台紙を水で濡らして絵柄を移すタイプが別にあるからです。
どちらも絵柄を肌の表面に移すという点は共通していて、染料が肌そのものを色づかせるジャグアとは残り方が変わります。
この違いを知らずに選ぶと、旅行の2日目に絵柄の端から崩れることがあります。
本記事では、絵柄が肌へ移るまでの手順の差・欠けやすい部位・パッケージの使用方法欄の読み方を解説します。

タトゥーシールLab編集部
「タトゥーシールラボ」は、タトゥーを自然に隠す方法から、おしゃれに楽しめるタトゥーシール、イベント映えするボディーペイントまで幅広く紹介する情報サイトです。用途やシーンに合わせた選び方や活用術をわかりやすく解説し、あなたのライフスタイルに合う最適なアイテム探しをサポートします。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
タトゥーシールの仕組みは、台紙側の絵柄を肌の表面へ移し替えること
タトゥーシールの絵柄は、買った時点では肌ではなく台紙の側にあります。
使うときにやっているのは、その絵柄を肌の表面に接触させて台紙から離し、肌の側に残す作業です。
肌の内部に色を入れているわけではないので、絵柄は表面に乗った状態にとどまり、洗ったりこすったりすれば剥がれます。
ここが本物のタトゥーと決定的に違う点で、同時にジャグアとも違う点です。
ジャグアは染料が肌そのものを色づかせるため、乾いて色が出はじめたあとは洗っても擦っても色が抜けません。
シールは表面に乗っているだけなので剥がせますが、ジャグアは剥がすという考え方が通用しません。
同じ棚に並んでいても、途中でやめられるかどうかが変わります。
この構造を頭に入れておくと、持ちの話も予想が付きます。
表面に乗っているものは、水と摩擦とその部位の動きで削れていきます。
製品ごとの持ちの差は、フィルムの丈夫さや上に重ねる保護の有無から生まれるものであって、肌の奥に入っているかどうかの差ではありません。
水で転写するタイプと乾式で、タトゥーシールの貼り方が変わる
流通している製品は、貼るときに水を使うかどうかで手順が分かれます。ダイソーの商品名に「乾式」と付いているのは、水を使わないタイプであることを示すためです。
台紙を水で濡らす水転写タイプ
絵柄を貼りたい場所に当て、台紙の背面を水で湿らせてしばらく待ってから台紙を離します。
濡らして待つ時間が要るぶん手間はかかりますが、台紙を離すまでは位置を当て直せます。
台紙を離した瞬間に位置は決まり、そこから絵柄をずらすことはできません。
ただし貼った直後であれば剥がしてやり直せます。
剥がした絵柄は再利用できないので、同じ柄が複数枚入っているかどうかは買う前に見ておくところです。
水を使わない乾式タイプ
フィルムを剥がして肌に押し当てるだけなので、洗面所も水も要りません。
外出先や集合場所で貼るならこちらが速いのですが、当てた瞬間に位置が確定する一発勝負になります。
狭い場所や関節の近くに貼るときほど、この差が結果に出ます。
肌が染まるジャグア
ジェルを塗って置いておくタイプで、シールとは別物です。
乾く前なら拭き取れますが、乾いて色が出はじめたあとは動かせません。
数日から長く置きたい前提の道具なので、当日だけの用途には向きません。
| タイプ | 絵柄が肌に乗る仕組み | 貼る途中で位置を直せるか |
|---|---|---|
| 水転写 | 濡らした台紙から絵柄を肌の表面へ移す | 台紙を離すまでは当て直せる |
| 乾式 | フィルムを押し当てて絵柄を肌の表面へ移す | 当てた時点で確定する |
| ジャグア | 染料が肌そのものを色づかせる | 乾く前なら拭き取れる |
方式ごとの向き不向きをもう少し細かく比べたい場合は、水式・乾式・ジャグアの違いで解説しています。
タトゥーシールが縁から欠けるのは、絵柄が表面に乗っているだけだから
崩れ方には順番があり、たいてい絵柄の端や細い線から欠けます。
表面に乗っているだけなので、衣類やカバンの持ち手が当たる面から削れていくためです。
持ちを左右するのは製品よりも貼った場所で、ひじ・ひざ・手首のような曲がる部位、ベルトやバッグが当たる腰や肩は早く欠けます。
反対に、二の腕の外側や肩甲骨のあたりは動きも接触も少なく、比較的長く残ります。
水に触れる予定があるかどうかも先に決めてください。
防水をうたう製品でも、こすれには弱いことがあります。
プールや入浴では、水そのものより体を拭くタオルの摩擦で欠けます。
何日残るかを断定できる製品はなく、水に触れずこすれない部位なら数日残ることがある、という程度の見込みで考えるのが実態に合います。
欠け始めた絵柄は、輪郭の一部が飛んで下地の肌が見える状態になり、遠目にもシールだと分かる見え方になります。貼った直後の見え方まで含めて気になる場合は、近くで見ると分かる3点で解説しています。
隠す側のタトゥーシールは、色を移すのではなく覆う仕組み
今あるタトゥーを人目から隠す製品は、絵柄を移す製品とは仕組みが逆で、上から覆って見えなくします。覆い方は5タイプあり、貼るか塗るかで縁の見え方が変わります。
貼って覆うタイプ
肌色のフィルムやシートを上から貼るもので、ダイソーでは「ファンデシート」という商品名で並んでいます。
読者が探す「タトゥー隠しシール」という言葉と売り場の名前が違うので、棚では見つけにくい部分です。
面積の広い柄でも一度で覆えますが、シートの縁がそのまま段差になるため、輪郭を目立たせないように貼る位置を考える必要があります。
テーピングで覆う方法も、覆う面が布になる点を除けば同じで、縁が出ます。
塗って覆うタイプ
ボディファンデーションやコンシーラーは境目をぼかせるので、縁の段差が出ません。
そのかわり、こすれれば衣類に移りますし、面積が広いほど塗る手間と時間がかかります。
吹き付けるスプレータイプ、アームカバーやインナーで布ごと覆う方法も選択肢に入り、選ぶときに見るのは面積・水に濡れるか・こすれるか・肌色が合うか・覆っておく時間の長さです。
なお、温泉やプール、ジムのタトゥーに関する規則は施設ごとに異なります。覆えば入れると決まっているわけではないので、旅行の予約時に施設へ問い合わせるか、公式サイトの利用規約を読んでから覆う方法を決めてください。
タトゥーシールは化粧品ではなく、製品ごとの表示のばらつきが大きい
国民生活センターは2019年9月18日に、タトゥーシールやフェイスペイントは化粧品のように安全性の基準等が定められた製品ではないと公表しています。
同じテストでは、インターネットで販売されていたタトゥーシール11銘柄とフェイスペイント等9銘柄の合計20銘柄が対象になり、そのうち12銘柄には日本語表示がありませんでした。
日本語表示のあった8銘柄でも、皮膚に関する注意表示があったのは5銘柄だけでした。
成分の面でも差が出ていて、配合成分が表示されていた8銘柄のうち1銘柄には化粧品への配合が認められていないタール色素の表示があり、2銘柄には粘膜に使用されない化粧品にのみ配合できる色素の表示がありました。
タトゥーシール3銘柄とフェイスペイント等1銘柄からはホルムアルデヒドが検出され、同センターは、検出された濃度では直ちに皮膚刺激を起こすほどではないものの、長時間の接触または接触の繰り返しにより皮膚刺激またはアレルギー性接触皮膚炎を引き起こす場合があると考えられるとしています。
金属では、クロムが2銘柄、コバルトが9銘柄から検出されました。
同センターは、アレルギー体質の人は成分表示をよく確認すること、肌に傷や湿疹などの異常がある場合には使用しないこと、事前に腕の内側などの目立たない部分で使用テストをすることを挙げています。
子どもの皮膚は大人に比べて表皮が薄く、皮膚障害が発生する可能性があるため注意が必要とも書かれています。
表示から何を確認できるかは表示で確認できる項目で、海外通販で買う場合の見方はSHEINのタトゥーシールの確認ポイントで解説しています。
パッケージのどこを読めば仕組みまで分かるか
買う前に見る場所は、使用方法・成分表示・寸法の3か所です。
使用方法の欄に「水で濡らす」と書いてあれば水転写、押し当てるだけの記載なら乾式で、商品名に方式が書かれていない製品でもここで判別できます。
剥がし方の記載も同じ欄にあり、専用の落とし方を指定している製品もあります。
成分表示は、書かれているかどうかから見てください。
前に挙げたテストでも日本語表示のない製品が多数を占めていたので、記載自体が無いことは起こります。
対象年齢と使用上の注意の記載も同じ場所です。
寸法は、台紙全体の大きさと絵柄そのものの大きさが別だという点に注意してください。
同じ台紙でも余白の取り方は製品で違うため、mm単位の実寸が絵柄側の数字なのかを確かめないと、貼りたい部位に収まりません。
商品ページの写真だけでは枚数も分からないことが多く、同じ柄が何枚入っているかは仕様の記載を探すことになります。
貼り直しがきくのは枚数があるときだけです。
よくある質問
水で貼ったあとに位置を直せますか
台紙を離した時点で位置は決まり、そこから絵柄をずらすことはできません。
ただし貼った直後なら剥がしてやり直せます。
剥がした絵柄は使えなくなるので、位置を厳密に決めたい場合は、同じ柄が複数枚入った製品を選んでください。
貼ったあと何日くらい残りますか
日数を断定できる製品はありません。
方式と貼った部位、汗、こすれで変わり、水に触れずこすれない部位なら数日残ることがあります。
ひじやひざ、ベルトが当たる腰は早く欠けます。
除光液でこすって落としてもいいですか
除光液やアルコールで強くこするやり方は勧められません。
まずパッケージの剥がし方の記載に従ってください。
赤み・腫れ・かゆみ・痛みなどの異常がある場合は使用を中止し、皮膚科医を受診してください。
まとめ
タトゥーシールは絵柄を肌の表面へ移すもので、肌そのものが色づくジャグアとは残り方も落ち方も違います。
水転写は台紙を離すまで当て直せる一方、乾式は当てた瞬間に確定し、どちらも表面に乗っているだけなので水とこすれで縁から欠けていきます。
買う前に読むのは、使用方法の欄・成分表示の有無・絵柄側の実寸です。
シールに見えてしまう原因が気になる場合は、シールだと分かる特徴と対策で解説しています。
ぜひ本記事の方式の違いとパッケージの読み方を参考に、貼る部位と当日の予定に合う製品を選んでください。



