SHARE:

タトゥー隠しの防水性能を比較|汗・お湯に強いのはどのタイプ?

タトゥー隠しの商品ページに並ぶ「防水」の二文字は、法律で決まった等級を指すものではありません。

家電のIPX4のような統一規格が雑貨のタトゥー隠しには存在せず、各社が自社の基準で「防水」「ウォータープルーフ」「耐水」と書き分けています。

同じ表記でも、汗で落ちない程度のものと、湯に浸けても縁が浮きにくいものが同じ棚に並びます。

本記事では、防水表記が実際に保証している範囲・水に濡れる場面別のタイプの選び分け・パッケージのどこを読めば判断できるかを解説します。

タトゥーシールLab編集部

「タトゥーシールラボ」は、タトゥーを自然に隠す方法から、おしゃれに楽しめるタトゥーシール、イベント映えするボディーペイントまで幅広く紹介する情報サイトです。用途やシーンに合わせた選び方や活用術をわかりやすく解説し、あなたのライフスタイルに合う最適なアイテム探しをサポートします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

タトゥー隠しの「防水」は等級ではなく、メーカーごとの自己申告

家電や腕時計には、JIS規格にもとづくIPX0〜IPX8という等級があり、数字を見れば水しぶきに耐えるのか水中に沈められるのかまで分かります。

タトゥー隠しに使われるシールやテープ、コンシーラーは雑貨として流通しているため、この等級表示の対象外です。

パッケージに「防水」とあっても、どの程度の水にどのくらいの時間耐えたのかを示す共通の物差しはありません。

国民生活センターは2019年9月18日、タトゥーシールやフェイスペイントについて「化粧品のように安全性の基準等が定められた製品ではない」と公表しています。

安全性の基準すら定められていない分類なので、性能表示についても第三者が検証した数値が付いていると考えないでください。

「防水」は、そのメーカーが自社の試験で問題ないと判断した、という意味にとどまります。

そのうえで、表記が無意味というわけでもありません。

防水をうたっている製品は、少なくとも水に触れる使い方を想定して作られています。

何も書かれていない製品より、汗や水しぶきに対しては強い設計になっている可能性が高いといえます。

判断材料として使えるのは、そこまでです。

防水・耐水・ウォータープルーフ、表記ごとに想定されている場面

統一規格がない以上、語の使い分けにも決まりはありません。ただ、パッケージや商品ページの文脈を合わせて読むと、想定されている場面はある程度絞れます。

表記読み取れる想定この表記で足りる人
汗に強い/耐汗汗の水分で剥がれにくい設計。流水は想定外屋内のイベント、夏場の外出だけ
耐水水しぶきや短時間の濡れを想定手洗い、雨、軽いシャワー程度
防水/ウォータープルーフ水に浸かる場面まで想定した設計プール、海、入浴を含む場面
表記なし水に濡らすことを想定していない当日だけ、水に触れない予定

この表は目安であって、「防水」と書いてあれば必ず浴槽で持つという意味ではありません。

とくに注意してほしいのが、水そのものよりこすれのほうが剥がれの原因になる点です。

プールで水に浸かるだけなら残っていたシールが、タオルで体を拭いた一往復で端が欠ける、という落ち方をします。

防水をうたう製品でも、こすれに強いとは書かれていないことがほとんどです。

自分の場面から防水の必要度を決める順序

選ぶときは、製品側の表記からではなく、自分がその日どういう水に触れるかから逆算してください。順序は3つです。

水に浸かる時間を数える

プールで泳ぐ、湯船に浸かるといった「浸かる」時間が合計10分を超えるなら、防水またはウォータープルーフの表記があるものに絞ってください。

手洗いや汗程度なら、耐汗・耐水の表記で足ります。

表記のない製品を水がかかる場面に使うと、水を含んだ縁から浮きはじめます。

その水に触れたあと、拭くかどうか

濡れたあとにタオルで拭く動作が入るなら、防水性能より覆う面積とタイプの選択のほうを優先してください。

フィルムを貼るタイプは縁が引っかかって一気に剥がれます。

布で覆うタイプ(アームカバー・サポーター・インナー)なら、濡れても剥がれるという壊れ方をしません。

拭く動作が避けられない場面では、貼るより覆うほうが安定します。

覆う面積が手のひらを超えるか

面積が広いほど、水に触れる縁の総延長も長くなります。

手のひら大を超える範囲を水がある場所で隠すなら、1枚の大きなフィルムで覆うか、布で覆うタイプに切り替えるかの二択になります。

小さなシールを継ぎ足して並べる方法は、継ぎ目のすべてが水の入り口になるので水場では持ちません。

面積とタイプの組み合わせは無駄買いしない5つの判断軸で解説しています。

塗るタイプの防水表記は、貼るタイプと意味が違う

ボディファンデーションやコンシーラーにも「ウォータープルーフ」と書かれた製品があります。

ここでの防水は、水がかかっても色が流れ落ちにくいという意味であって、貼るタイプのように物理的な膜で肌を覆っているわけではありません。

境目をぼかせるので縁の段差が出ないという利点がある一方、こすれには弱く、水を含んだ手で触れれば指に色が移ることがあります。

混同しやすいのが、ダイソーの商品名にある「ファンデシート」です。

これは名前にファンデと付きますが、肌色のシートを貼るタイプなので、塗るボディファンデーションとは構造も落ち方も別物です。

貼るものは縁が段差になり、塗るものは境目をぼかせます。

水に濡れたときも、シートは縁から浮き、塗るタイプは面全体が薄くなるという違った崩れ方をします。

塗るタイプの色合わせは色浮きしない色合わせのコツ、シールとの使い分けはシールとの使い分けで解説しています。

防水の表記が合っていないと、どこから崩れるか

水に濡れる場面で表記が足りない製品を使うと、崩れは決まった順番で進みます。

最初に縁が浮きます。

次に、浮いた縁から水が入って接着面全体が白っぽくなります。

最後に、こすれたきっかけで一気に剥がれます。

この段階のどこかで気づければ貼り直せますが、覆っている部位が背中や肩甲骨だと、自分では最後まで気づけません。

逆の失敗もあります。

当日数時間だけ、水に触れない予定なのに防水をうたう厚手のフィルムを選ぶと、縁の段差が目立ちます。

厚いほど水は入りにくくなるかわりに、光の当たり方で境目に影が出ます。

写真を撮る予定があるなら、防水性能を落としてでも薄いものを選ぶ判断があります。

厚みと段差の関係は厚み・サイズ・色で失敗しない基準で解説しています。

肌側の問題も起きます。

水を含んだフィルムを長時間貼り続けると、皮膚がふやけた状態が続きます。

国民生活センターは、肌に傷や湿疹などの異常がある場合は使用しないこと、赤み・腫れ・かゆみ・痛みなどの異常があれば使用を中止して皮膚科医を受診することを呼びかけています。

防水性能が高いほど長く貼れる、とは考えないでください。

パッケージと商品ページで防水表記を確認する場所

店頭で確認できるのは、パッケージ表面のうたい文句ではなく、裏面の使用方法と注意書きです。

「入浴時は使用しないでください」「水に濡れた場合は貼り替えてください」と書かれていれば、表面に防水とあってもプールや温泉での使用は想定されていません。

表面の大きな文字と裏面の注意書きが食い違うときは、裏面が実際の条件です。

通販の商品ページなら、商品説明の本文と画像内テキストの両方を見てください。

「ウォータープルーフ」の語がタイトルにだけあって、説明本文には水についての記述がひとつもない場合、根拠のある表示なのか判断できません。

あわせて、日本語表示の有無も見る価値があります。

国民生活センターがテストしたタトゥーシール11銘柄とフェイスペイント等9銘柄の合計20銘柄のうち、12銘柄には日本語表示がなく、日本語表示のあった8銘柄でも皮膚に関する注意表示があったのは5銘柄だけでした。

使用方法や注意書きが日本語で読める製品は、それだけで選びやすくなります。

覆う面積が広くて表記の判断に迷うなら、貼らずに覆う方向へ切り替える選択肢もあります。腕なら肌色が浮かない透け対策、関節にかかる範囲ならずれない締め付けの見極め方で、それぞれ選ぶときの基準を解説しています。

よくある質問

防水と書いてあれば温泉に入れますか

製品が水に耐えるかどうかと、その施設に入れるかどうかは別の話です。

温泉・プール・ジムのタトゥーに関する規則は施設ごとに異なり、覆っていれば入館できると決まっているわけではありません。

予約の時点で電話して聞くか、公式サイトの利用規約を読んでください。

当日受付で申告する方法もありますが、断られたときに予定を組み直せません。

防水シールの上から日焼け止めを塗っても大丈夫ですか

製品ごとに扱いが違うので、パッケージの注意書きに油分についての記述があるか確認してください。

油分は接着面を弱めることがあり、縁から浮く原因になります。

塗るなら貼る前に済ませ、その油分を落として乾かしてから貼るほうが、あとから上に重ねるより崩れにくくなります。

防水タイプは落としにくいですか

水に強い製品ほど、水で流すだけでは落ちません。

ただし、除光液やアルコールで強くこすって落とす方法は勧められません。

国民生活センターは除去の際の肌トラブルにも注意を呼びかけています。

製品の使用方法に書かれた落とし方に従い、それでも残る場合は無理にこすらず、時間をかけてください。

まとめ

タトゥー隠しの「防水」に共通の等級はなく、各社が自社の基準で書いています。

表記から製品を選ぶのではなく、その日に水へ浸かる時間・濡れたあと拭く動作があるか・覆う面積が手のひらを超えるかという自分の条件から、貼るタイプで足りるのか布で覆うほうが確実に済むのかを決めてください。

パッケージ裏面の使用方法に「入浴時は使用しないでください」とあれば、表面に防水とあっても浴槽は想定外です。

ぜひ本記事の3つの確認順序を参考に、買う前の数分で表と裏の表示を見比べてみてください。

あなたへのおすすめ